帰れる?
テスト終わりました!キツかったーー(汗)そんなこんなで三話書けました!!早い!!今のところ一日一話ペースで書けています!奇跡です(笑)いつもは気分屋で書くか、書かないかで次が
長く引き延ばされることが多いのですが・・・まぁ、とにもかくにも!読んでいただけると幸いです!!
引っ張られて出た先は虹とか、滲とか、いろんな色が混ざった壁が広がる空間。
「ここは?」
みんなを探していたのだけれど、探すどころかどこかもわからないようになってしまった。何が起こったのかもわからない。心配になって、顔が熱くなって、瞳から雫がボロボロと零れていく。
「どうしよう・・・」
「何かあったのか?」
!?・・・驚いて振り向くと、マユ?じゃない、マユに似ているけどどう見ても男の人だった。私は慌てて涙を拭うけれど、そう、すぐには止まらないようだ。
「と言うか、見ない顔だな?迷い人か?」
「え、えと、まぁ・・・迷子と言うか・・・引っ張られて来たと言うか・・・?」
「引っ張られて・・・?もしかしてどこかの扉からここへ来たりしたのか?」
話していくうちに乾いてきた涙。
「と言うか・・・誰なの?」
気になるのは目の前の人がどちら様か。私がどこから来ようと関係無い。正直、どこの誰か教えていただきたいものだ。
「え?あぁ、失礼」
そうして彼はひとつコホンと咳をして
「自分はシノブ。君は?」
「・・・私はノイル」
「それで、ここは世界の狭間。世界と世界を行き来するための場所だ」
世界?意味不明だけどそれより・・・
「帰れない?」
そう、自分は帰りたい。帰ってみんなとマユと森を探検したいのだ。そう思うと再び涙が溢れそうになる。
「今は・・・わからない。ただ・・・」
「ただ・・・?方法があるの?」
帰れるのなら、手段は問わない。出来ればそうしていきたいけれど、命に関わることなら避けて通りたい。
「いつかは帰れる」
「いつか・・・?わからないの?」
「自分も帰り方がわからんのでな、すまない、役にたてればよかったのだが」
うぅ、残念・・・。それにしても、いつかっていつだろう?ここが世界の狭間って言うくらいだから、私の世界もこのどこかにあるのかな・・・?
「じゃあ、こうしよう?」
もう、これしか名案が浮かばない。
「シノブさんは私を連れて私の世界へ送り届ける。その間、私はシノブさんの世界と私の世界を探して歩く。ダメかな?」
「・・・もちろん!君・・・・・・ノイルが言うならついていくよ」
「シノブさんはどうやら方向音痴みたいだからね」
「なんでわかるんだ・・・余計なお世話だよ」
こうして私は自分の世界を目指す。シノブと共に帰り道を探りながら。
今回は前回より長めだったんですけど・・・内容的には区切りが良くて読みやすかったのではー?と、思うのですが・・・不満があれば、コメントいただけるとできる限り編集しにかかるのでコメントいただけると有難いです!それではまたいつか!!