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HOUSE  作者: シノア
1/1

初めの悲劇

初投稿でございます!

一生懸命書いたのでよろしくお願いします!

けっこう設定暗いけど

現実の性格は明るすぎるくらいだからね!

プロローグ







2050年。


日本の政府はかつてない人口の増加に手を焼いていた。


約30年前に2014年、2015年と連続で増税をし、国民の生活が困難になるかと思いきや、その予想はいいように裏切られ、

前よりも増してお金を消費する人が増えた。


これは国や、政府からしたら嬉しい誤算なのだが、増税よりもはるかに大変な問題にこの時、だれも気付いていなかった。


2018年。増税からたった3年で日本の人口は1億3000万人から、1億5000万人まで増えた。


老人の増加に、子供の増加。

医療の発達によるこの問題は2018年の日本を苦しめた。


ただちに政府は、この問題に対しいとも簡単に増税を言い渡した。


しかし、その増税宣言はまるで効果がなく、人口はみるみる増え続け

約30年たった現在の日本の人口は1億8500万人までに達していた。


この約30年の間政府は、人口が増えるとともに増税を繰り返し、今では消費税が26%という数字になっていた。


もちろん、なにも政策も考えずただただ増税を繰り返す政府に国民は呆れていた。




政府は極限まで追い詰められていた。

何度も何度も政権交代をし、何度も何度も総理大臣も変え、

何度も何度も思いつく限りの政策を行った。

だが、効果はなに一つない。



そんなある日の国会で

新人の国会議員がこういった。


「このままでは国が破綻する前に国民が破綻してしまう。一刻も早くにこの増税と今の腐った政府から国民を解放するべきだ。」


自ら「腐った政府」と言うなどいい度胸をしているな。

俺たちもどうにかしようと考えている。

新人になにがわかる。

と国会に出席しているほぼ全員がそのような事を思った。


しかし、その新人国会議員の次の言葉で全員のその思いは裏返る。


それは何人かが思っていながら、絶対に言えない、やってはいけない政策。

尚且つ決して踏み入れてはいけない、絶対に実施してはいけないとわかっていたからだれもこの政策案を口にすることはなかった。


しかしこの男はいとも簡単に、なんの躊躇いもなくこう言った。





「人口が増え続けるのなら、その分、減らしてしまえばいい。」



ーと。

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