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裕一先輩と大輔先輩
裕一先輩と大輔先輩も先ほどのニュースを聞いていたらしい。
「やべーな。この国は。女性が男を欲しくて狂っている。特に都市部に行ったら…」
と裕一先輩が顔を青くして言う。
大輔先輩は、
「俺たちが見つかったら、骨の髄までしゃぶられるぞ」
と震えながら言う。
僕は二人の会話を聞きながら、少し困惑していた。確かに最近、ニュースで様々な衝撃的な事件が報じられていたが、それが全ての女性に当てはまるわけではないと感じていた。
「でも、そんなこと言ってたらどこにも行けなくなるよ」
と僕は冷静に言った。
「もちろん、警戒は必要だけど、全ての人が悪いわけじゃないんだから。」
裕一先輩は少し考え込んだ後、
「まあ、確かにそうだな。でも、注意は怠らない方がいいよ」と言った。
大輔先輩も少し落ち着きを取り戻し、
「うん、そうだね。ちゃんと警戒しつつ、普通に生きていこう」
と頷いた。
僕たちはその後も話を続けながら、日常の中でどのように安全を保ちながら生活していくかについて考えることにした。最終的には、お互いを信じ、支え合うことが大切だという結論に至った。