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柚月

柚月が

「ちょっとそこの三人さん何処へ行くのですか?」

僕は

「さっきラジオで政府が男性を保護し始めたって言っていたから山奥へ逃げようと」

柚月は

「大丈夫、心配しないでね。わたしに良い考えがある。着いて来て」

僕と裕一先輩、大輔先輩は柚月さんの後ろを着いて行った。


 しばらくすると、柚月さんの家に到着した。

「ここがわたしのお家。さぁ入って入って」

 

 柚月さんの家に到着した。

「ここがわたしのお家。さぁ、入って入って」


僕たちは少し緊張しつつも、彼女の家に足を踏み入れた。中は思った以上に広く、木の温もりが感じられる素朴な内装だった。


「ここで少し休んでいてね。お茶を用意するわ」と柚月さんはキッチンに向かった。


裕一先輩が低い声で僕と大輔先輩に話しかけた。「本当にここで大丈夫なのか?何か怪しい気がするんだが…」


大輔先輩は肩をすくめながら答えた。「今は他に選択肢がないし、彼女を信じるしかないだろう。とりあえず様子を見よう」


しばらくすると、柚月さんがお茶とお菓子を持って戻ってきた。「どうぞ、これで少し落ち着いて」


「ありがとう」と僕たち三人は返事をし、お茶をいただいた。温かいお茶が心に染み渡る。


「さて、これからのことだけど…」柚月さんが真剣な表情で話し始めた。「この村にはもう一つのルールがある。男性は外の世界に出ることが禁じられているの。でも、安心して。ここでは安全に過ごせるわ」


「外の世界に出られない?」僕は驚いて聞いた。


「そう。外に出ると、政府の追跡から逃れるのは難しいから。でも、この村の中なら私たちが守るから大丈夫よ。だから、しばらくここで過ごして、安全な場所を見つけるまで計画を立てよう」


僕たちは少し不安を抱えつつも、柚月さんの言葉を信じることにした。ここでの生活がどうなるのかはまだわからないが、少なくとも今は一時の安らぎを得ることができた。



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