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27話 決着

趣味がてらに書いてみました

戦国時代にネットショッピングを持っていたら、こうするだろうなと思って書きました

楽しんで頂けたら幸いです



――織田軍本陣


信長

「岐阜城に武田軍が迫っておる。急いで戻らねばならぬ」


家康

「ここは如何致しまするか?」


「藤吉郎と一益を残す。それでなんとかせよ」

と信長は言った

家康は自軍を含め計3万で7万の武田軍を迎え討たなくてはならなくなったことに愕然としたが、岐阜城その他が落とされては一大事であるため承諾したのだった


次の日の早朝、織田信長は4万の軍勢を率いて急ぎ岐阜城に戻り始めた


残された徳川、木下、滝川連合軍は3万の兵で武田軍を迎え討つのであった


大河は退却していく織田軍を見て謙信が岩村城を攻撃し始めたのだなと思った

武田軍諸将も退却していく織田軍を見て、士気が上がっていった


武田軍は

右翼に勝頼、武田信豊の2万

中央に大河、真田幸隆、穴山信君、小山田信茂、山県昌景の3万

左翼に馬場信春、秋山虎繁の2万

7万の軍勢で鶴翼の陣形を採った


対陣する織田、徳川連合軍は

滝川一益が総大将となり、3万の軍勢で方円の陣形を採って時間稼ぎを目指す構えだ


戦が始まり両軍は接敵した


武田軍は最前列に旗隊を並べていた

その旗隊が接敵すると左右に散開し、旗隊の後ろに隠れていた弓部隊が弓で攻撃し始めた

弓部隊が矢を打ち尽くすと、また旗隊が前に出てきて接敵する

そして、また旗隊が左右に散開し後ろに隠れていた弓部隊が弓で攻撃し始める

それを何回か繰り返すと、織田、徳川連合軍は混乱し始めた

それを見た武田軍は、背後に隠れていた長槍隊が進み出てきて攻撃した

この攻撃に織田、徳川連合軍は一層混乱に拍車がかかった


一益

「くっ。落ち着け! 落ち着くのだ!」

しかし、滝川軍はどうしようもなく混乱していた


藤吉郎

「しっかりせい! 敵に向かうのじゃ!」

と焦って言うが、軍の統制は乱れて回復する気配はない


家康

「まずいぞ! 防御を固めよ!」

家康は嫌な予感がして防御を固めた


そして、敵が混乱しているところに突撃しようとしている部隊があった

山県昌景の鉄騎馬隊である

そう、この戦法は謙信が得意としていた車掛かりの戦法であった

今度は大河が謙信の戦法をパクったのである

その威力は、第四次川中島合戦において武田軍の有力部将を多数打ち取ったことからも想像できよう


昌景は息を深く吸うと

「槍構えぇい! 目指すは滝川本陣、滝川一益だ」

と大声で言った


ブォォン ブォォン

ブォォン ブォォン


そして、

「鉄騎馬隊、突撃ぃぃぃぃぃ!!」

と叫んだ


ブォォォォォン

グォォォォォォ


赤備えの鉄騎馬隊は一斉にスロットルを全開にし、突撃した

それは正に赤い疾風だった

あっという間に敵軍の間を突き抜け、滝川軍本陣に到達

そして、赤備え500騎は滝川一益を含む旗本100名を一息で貫いた


一益は目を見開いたままこと切れた


それを見た藤吉郎、家康は絶句した

それは暴風がちっぽけな人間を吹き飛ばしたように見えた


「勝てぬ。これは勝てぬ」

と藤吉郎は呟いた


「こ、これが武田軍か」

と家康は絶望して言った


そして、織田軍は大将を失ったことと先ほどの突撃の威力に恐れをなし逃げ出した

更に、徳川軍も逃げ出した

藤吉郎は、これはどうしようもないと判断し清州城へと逃げ始めた

家康も岡崎城に旗本を率いて逃げ出した


大河は、全軍に追撃を命令した

こうして武田軍と織田、徳川連合軍の合戦は武田軍の勝利に終わった

初めて投稿致します

拙い所もあると思いますが、広い心でお読みいただければと思います

誤字脱字、歴史考証の不備など歓迎いたします

しかし、物語優先で時代考証は完璧にしようとは思っておりませんのでどうぞよろしくお願いいたします

また、告知なしでの変更等がありますことをご了承ください


お気に入り登録、評価などをしていただけたら幸いです

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