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26話 武田別動隊

趣味がてらに書いてみました

戦国時代にネットショッピングを持っていたら、こうするだろうなと思って書きました

楽しんで頂けたら幸いです



信長

「まんまとやられおったな」

信長は、勝頼の内応が策だったと勘違いしていた


藤吉郎

「策とは見抜けず申し訳ありませぬ」


「信玄が死んだのは本当だろうが、それを逆手に取り策を講じたのだろう。大河という者侮れぬ」

と信長は此度の合戦に信玄が居なかったことから、信玄が死んだのは本当だと判断した

そして、その後を継いだ大河が侮れない人物だと気を引き締めたのだった


その時、織田本陣に急使が駆け込んで来た


織田家急使

「殿、大変にございまする。上杉謙信、高坂昌信、木曽義昌率いる3万の軍勢が岩村城を攻略、岐阜城に迫ってきておりまする」


「なに?! 謙信は関東に居るのではなかったか!」

と信長は情報の間違いに怒りをぶつけた


だが、謙信が関東の小田原城に居たのは間違いではなかった

大河が織田、徳川連合軍と戦うと決めた時、万が一野戦で負けてもリカバリーが利くようにと、謙信と昌信、義昌に岩村城、岐阜城の攻略を依頼をしていたのだ


その依頼に、謙信らは頷いた

謙信は、小田原城に居る2万のスカ〇ランナー部隊に出立の準備を1日で整えさせた

そして、甲府へ向かった

小田原城から躑躅が崎館までの約100kmを2日で走破した謙信は、次の日大河の準備したトラック部隊で兵糧と供に木曽福島城へ移動した

謙信は、大河から連絡を受けてから、4日で木曽福島城への移動を完了させたのだ

そう、これが大河が道路網を構築した理由であった

交易を増やすことも目的ではあったが、本当の目的は武田領内の移動を車で行い、軍と兵糧の運搬速度を上げることだったのだ

戦国時代の本城と支城の支援関係は、部隊の移動速度の問題でその近隣しか支援しあえない

しかし大河は、道路網を建設し車を使うことで、その支援範囲を国単位まで広げた

そうなれば、防御、攻撃供に格段に強くなる

それが大河の構想だった


木曽義昌と先に車で木曽福島城に移動していた高坂昌信の計1万の軍勢は、岩村城へ向けて出立済であった

岩村城へは敵地であるため、道路を作っておらず徒歩での行軍である

謙信は、スカ〇ランナー部隊で木曽福島城を昌信、義昌に遅れること2日で出立した

しかし、スカ〇ランナー部隊の行軍速度は、徒歩の3倍である

そのため、岩村城に着いたのはほぼ同時であった


そして、3万の兵力で岩村城をたった1日で攻略

その後、すぐさま謙信軍2万が岐阜城へ向けて出立したのだった


急使が織田信長の元へたどり着いた頃には、既に岐阜城に到着していた

それほど早い行軍速度であった


謙信

「このスカ〇ランナーと申すのは凄まじいな」


柿崎景家

「真にございますな。兵の行軍速度が通常の3倍でございます。正に、赤〇彗星の如しですな」


「そればかりか、10尺ほども飛び上がれるのだぞ」

と謙信は呆れたように言った


「味方を台とすれば、さらに高く飛び上がれますぞ。これを使えば城門、城壁、空堀は簡単に超えられまする」

景家はこの道具を出す大河が味方で良かったと思いながら言った


岐阜城に到着した謙信は早速攻撃を開始した

岐阜城は美濃国井之口の山、稲葉山にある山城である

元の名は稲葉山城であったが、信長が居城とした際、名前を岐阜城としたのである


岐阜城の守備兵は5千、守将は織田 信包であった

5千の兵が守る岐阜城であれば、落とすのに数か月、下手をすると1年掛かりとなる堅城である

通常であればだが……


謙信は今まで大河が使った戦法を取り入れ、自身の城攻めの方法を変えていた

それは、モーターパラグライダー20機で空から煙玉を投げつけ、煙幕を張る

そして、敵の視界を無効化した隙にスカ〇ランナー部隊で突撃するという戦法であった

スカ〇ランナー部隊は、3m未満の空堀や城壁なら単独で飛び越えてしまう

少し深い堀や城門は、力のある者が発射台となり、兵を持ち上げて飛び越えさせるので、今までの堀、城壁、石垣は意味を為さなくなっていた


そして、スカ〇ランナー部隊1万8千余りが堀を越え、石垣を越えて城内に侵入し始めた


「なんじゃこの敵兵達は? 何をしておる! 城内に侵入を許すな!」

煙が薄れて視界が戻りつつある所に、敵兵が居るのを見た織田信包が言った


織田兵

「て、敵兵が堀や石垣を飛び越え侵入してきておりまする」


「なんじゃと?! そんな馬鹿な!」

信包は、視界が完全に戻り、敵兵が石垣を飛び越え侵入してくるのを見て絶望した

信包は必死の抵抗を試みたが、数と機動力に勝る武田軍に敵わずあっさり岐阜城は落城したのであった


謙信は、織田の親族を捕虜とし、岐阜城の制圧を完了させた

数日後、後から来た高坂昌信に岐阜城を任せ、自らは2万の軍勢を率いて南下して行った

初めて投稿致します

拙い所もあると思いますが、広い心でお読みいただければと思います

誤字脱字、歴史考証の不備など歓迎いたします

しかし、物語優先で時代考証は完璧にしようとは思っておりませんのでどうぞよろしくお願いいたします

また、告知なしでの変更等がありますことをご了承ください


お気に入り登録、評価などをしていただけたら幸いです

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