7話 ポイント交換
趣味で書いてみました
戦国時代にネットショッピングがあったら、こうしたいなと思って書きました
お金をもらったがどうしようか
午後からは暇をもらったんで町の探索をすることにした
「ここに八百屋があるね」
「呉服屋もあるよ」
「この辺は商店が集まっているな。向こうは城や大きな屋敷だから武家の区画だろうな」
別の餅屋で餅を6つと大根を買って帰ってきた
「大河、それで何を作るの?」
「これでからみ餅を作ろうかと思ってる」
楽市楽座でおろし金と丼と醤油を買う
「ありがとうございました」
ポンッ
「これで大根をおろす」
丼の上におろし金を置き、大根おろしを作っていく
シャカシャカ
「できた。味はどうかな?」
大根おろしを一口
「おっうまい」
なんといってもこの時代の野菜は無農薬野菜である
「これに醬油を入れて混ぜる」
醬油はキッコー〇ンの真空ボトルだ
「変な形だね」
醬油ボトルを見て巴が言う
「この時代には無いものだからな~」
大根おろしの中に餅を入れて絡める
「良しできたぞ」
できた餅を笹の葉に盛る
「食べにくいかもしれないが我慢してくれ」
3人で仲良く
「「「頂きます」」」
「これも美味しい~」
と巴が目を見開く
「おいしい~ね~」
2人にも好評のようだ
6個あった餅は、あっという間に全部食べ尽くしてしまった
「これであんころ餅もあったらな~」
と食いしん坊の静が言う
「今度あんこが余ったらもらって来ようか」
「それが良い~♪」
「でもあの感じだと余らないんじゃない?」
「その可能性もあるな」
「ええ~。そんな~」
残念がる静
「まあ、まだそんなに知られてないし、多めに作れば余るだろうから明日にでも貰ってこれるさ」
「やった~」
しかし、その予想は見事に裏切られるのだった
その日の夜
「今夜は楽市楽座の機能を調べるぞ。まだポイントを稼ぐ方法が分からない上、今後のためにも楽市楽座でできることを習得しておきたい」
巴と静は気持ちよさそうにぐっすり寝ている
「これなら色々やってもバレないだろう」
楽市楽座起動
「イラッシャイマセ。楽市楽座へようこそ」
全体をくまなく見てみる
「あれ?こんな所に機能ってメニューがある。良し、機能を選択」
ブン
画面が切り替わり、先ほどの購入画面とは違った趣の画面が出てきた
「おっ、ここに査定とかあるぞ。これで査定してもらえそうだな。査定を選択」
「査定する品物を指定してください」
「何を査定してもらおうか?何が起きるか分からないし、念のため藁の束を指定っと」
パッ
「藁の束が消えた・・・」
その後、楽市楽座の画面に藁の束が表示される
「査定金額は0ポイントです」
「まあ、そうだろうな~」
「査定金額を了承するなら、了承を選択してください」
画面に了承と拒否の表示が現れた
「拒否」
ポッ
藁の束が目の前に出てきた
「ん?なんか藁の置かれた位置がさっきと違うような。もう一回やってみよう。査定」
少し離れて「拒否」
ポッ
「おっ、やっぱり。指定する物は2mくらいの範囲で念じれば引き取ってくれるが、出てくる位置は体から正面2m先と決まっているようだな。これを利用すれば重い物を軽々運べるかもしれないぞ。ただ、1つだけしか査定できないっていう制限があるのがちょっと微妙だな。あと、そのうち大きさとか重さが、どれくらい行けるか確かめないといけないな」
「あと了承したらどうなるかの検証だな。1文を査定してみよう」
「査定金額は100ポイントです。査定金額を了承するなら、了承を選択してください」
画面に了承と拒否の表示が現れる
「了承」
「チャリ~ン」
100ポイント増えた
当然、1文は虚空に消える
「これはお金なんかを交換しすぎると経済が混乱するんじゃ・・・。なるべくお金は交換しないようにしよう。さて、ポイントの増やし方も分かったし、今日は寝るか」
初めて投稿致します
拙い所もあると思いますが、広い心でお読みいただければと思います
誤字脱字、歴史考証の不備など歓迎いたします
しかし、物語優先で時代考証は完璧にしようとは思っておりませんのでどうぞよろしくお願いいたします
また、告知なしでの変更等がありますことをご了承ください
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