15話 邸宅の完成
趣味がてらに書いてみました
戦国時代にネットショッピングを持っていたら、こうするだろうなと思って書きました
楽しんで頂けたら幸いです
50万PV達成しました
素人作家である私には想像できなかった数字です
皆さま、ありがとうございます。
1月中旬、遂に邸宅が完成した
大河は、権兵衛と完成した家の屋根を見上げていた
そこには黒光りするソーラーパネルが一面に取り付けてあった
「権兵衛さん、素晴らしい家を建てて下さりありがとうございました」
「大河の旦那、大変でしたぜ~。特にこの何て言うんでしたっけ?」
「ソーラーパネルですか?」
「そうそう、ソーラーパネルでさ~。これの設置が大変で大変で」
「いや~。済みませんね~」
「でも楽しかったですぜ」
と権兵衛は色々な技術と製品の供給優先権を得たことでホクホク顔だった
「またお願いしますね~」
「分かりやしたぜ、大河の旦那」
鍵を受け取り、家の引き渡しが終わったので、巴、静、佐吉を呼びに昌景の屋敷に向かった
「家ができたぞ」
「「「わ~、やった~」」」
「昌景様、色々ありがとうございした」
「礼は要らぬぞ、持ちつ持たれつ故にな」
「では、行きますか」
と大河達4人+なぜか昌景の家族全員が大河の家に向かった
「こ、これが屋敷なのか?」
と昌景、昌次、佐吉が驚きの声を上げた
家の外装こそ漆喰だが、屋根が藁葺き、板葺ではなくフッ素ガルバリウム鋼板、その上にソーラーパネルというこの時代からすれば異様な家である
「ようこそ大河邸へ。どうぞ中へ」
と大河は鍵を開け内部へ案内した
玄関を開けると正面にトイレの扉が、右側には引き戸があり、その先には広大なリビングルームがあった
「わ~、凄~い」
と女子達
リビングルームの先にはキッチン、和室、風呂場、洗面所があり
リビングルームにある中央の壁には薪ストーブが、各部屋の壁際にはエアコンが備わっていた
「これが450年後の屋敷か」
と昌景は驚くのだった
「まだ、家具も何もありませんけどね」
「大河~、これは何?」
と巴が聞いて来た
「ガスコンロだ、こうやって火を付ける」
ボッという音が鳴り、火が付いた
「すごっ、簡単に火が付いた」
「すっご~い、お風呂がある~」
とはしゃいでいるのは静だ
「まだ水道が開通していないから使えないけどな」
「なんとも機能的な屋敷であるな」
と昌景は言った
色々見学していた昌景の奥方が
「私も欲しい」
と小声で言った
それを聞いた昌景が
「大河よ、この家をもう1つ建てることはできるか?」
と聞いた
「できますよ」
「では、その内、儂の家も建ててくれぬか?」
「分かりました」
と大河は安請け合いをした。これが後で大変なことになるとは、この時の大河には予想だにできなかった。
そもそも、大河がこの家を建てた本当の理由は、(現代の暮らしがしたいのもあるが)、太陽光発電が機能するか試したかったからだった
日が傾き始めているため、大河は大急いで太陽光発電システムを起動した
操作パネルに光が灯り、発電が開始されたことが表示された
「おっ、いいぞいいそ」
大河はコンセントに充電器のプラグを差し込み充電が開始されるか確認した
「おお~!充電が開始されたぞ。やったぞ。これで、充電池を使う品が使える」
太陽光発電の結果は大成功であった
その後、大河は何気なく楽市楽座を見ていた
と、そこに表示されている商品に、大河は驚愕し大きく目を見開いた
「太陽光発電機能付きポータブル電源!?」
なんと、そのお値段30万ポイント
太陽光で発電した電気を蓄え、100Vなどを出力してくれる優れものだ
「もしかして、3000万ポイントも使って家を建てずとも、これで良かったんじゃ・・・・・・。い、いや、俺は現代の家で生活したかったんだ!!」
下調べ不足で失った資金の大きさにショックを受けた大河は、現実逃避するのであった
初めて投稿致します
拙い所もあると思いますが、広い心でお読みいただければと思います
誤字脱字、歴史考証の不備など歓迎いたします
しかし、物語優先で時代考証は完璧にしようとは思っておりませんのでどうぞよろしくお願いいたします
また、告知なしでの変更等がありますことをご了承ください
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