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3話 スキル

趣味で書いてみました

戦国時代にネットショッピングがあったら、こうしたいなと思って書きました



朝、日が昇り始めた頃、目が覚めた

起きて、水を汲みに川へ行く

水を汲み終わって顔を洗っていると、巴が起きてきた

「おはよう」


「おはよう。静ちゃんはどうだ?」


「まだ、寝てるわ」


「まだ元気になるにはもう少し時間が掛かるかもな」


「今日はどうするの?」


「食料を調達に行くさ」


「どうやって?」


「ご飯はなんとかなるとして、魚でも釣ろうかと思ってる。道具はなんとかするさ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この時代、戦国時代の食事は1日2食が基本だ

朝と昼過ぎに食べて終わり、日が暮れたら何も見えなくなるためだ

夜に火を灯すなんて大名とかしかできない贅沢なことなのだ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


そんな話をしていると静が起き出してきた

「おはよ~」


「静、起きたの?大丈夫?」


「まだちょっとだるいかな」


「静、今日もおやすみしてな」


「お姉ちゃん、大丈夫?」


「大丈夫、ご飯は私たちでなんとかする」


「分かった、ごめんね」


「心配しない、大丈夫だから」


「さて、今日の朝ごはんは昨日の残りだ」


大河が手慣れた手つきでご飯を用意する

炭に火をつけて、昨日の残りを温める

少し水を入れ、煮立たせたら、香りを付ける程度に味噌を入れ完成だ


「どうぞ」


「「ありがとう」」


「巴、ご飯の後で今日の予定を決めるぞ」


「わかった」


ご飯を食べた後、静は眠りの世界へ

俺と巴は作戦会議となった


「巴はご飯を炊けるか?」


「当たり前」


「そうか、それなら巴は静の様子を見ながら家事だな。ご飯を炊く準備できるか?」


「暫く使ってないけど、ご飯を炊くための釜が専用にあるから大丈夫。洗っておくわ。お米は?」


「渡しておこう」

小さな麻袋に入った米2kgを渡す。当然、朝、楽市楽座で買ったものだ


「これ、本当にお米なの?」

巴は上白米まで精米されたお米を見て言った


「お米だ。貴重品だぞ」

今の時代だとな

「後、この前武器で使っていた木の棒、あれ使って良いか?」


「何に使うの?」


「釣り竿」


「良いわ。沢山釣ってきてよ」


「それはなんとも・・・」

こちとら精神がアラフォーのおじさんだ。素人が沢山釣れる訳がないことくらい分かってる


「頑張ってよね」


「努力はする」


さて、釣り竿を作らないとな

借りた立派な木の棒に楽市楽座で買った釣り糸と針を付けるんだが工作しないといけない

ここにはハサミやカッターも何もないから、万能ナイフを楽市楽座で購入

買った万能ナイフで加工し釣り竿が完成

餌は石の下にいるミミズを拝借した

釣った魚を入れる魚籠は、家の壁につるしてあったのを見つけた

これを使おう


「さあ、釣るぞ」


太陽が頂上過ぎに来るまで5時間ほど釣りをした


「やっと3匹目だ。5時間くらいやって3匹か~。やっぱり素人には厳しいぜ。まあ、無いよりはましだな」


成果はイワナが3匹


「今日は塩焼きかな~」


家に帰ると


「大河、魚釣れた?」

と巴が聞いてきた


「3匹釣れた」


「すご~い」


「今日は焼き魚にしよう。でも静が居るから味噌おじやに入れて食べた方が良いだろうな。ご飯は炊けそうか?」


「炊けるわ」


「それじゃあ、ご飯の準備をするか。巴は、ご飯を用意してくれ」


「分かったわ」


さて、イワナの塩焼きを作ろう

魚の内臓を万能ナイフを使って取り除き、水で洗って湿り気を取る

塩をまんべんなく少し強めに振る

魚の口に木を差し込んで準備OK


囲炉裏で炭に火を付けて、炭の火でイワナを焼く


「良い感じに焼けてきたぞ」


「良い匂い~」

と匂いに釣られて静がやってきた


「静、起きたのか?」


「匂いに誘われて~」


「ハハハ」


「ご飯が炊けたわ」


「お、丁度いい」


鍋で沸かしたお湯に出汁を入れ、ご飯を入れて

と、その前に


「巴、そのご飯食べてみな」


「これ?」


「そのままで食べてみ」


「分かった」


そう言うと巴が一口ご飯をパクッと食べた


「何これ~?。とんでもなくおいしい!」


「ええ~、良いなお姉ちゃん。あたしも~」

と静が食べたそうに言う


「静はまだダメだ。もう少し体調が戻ったらな」


「ええ~、そんな~」


「これから先いつでも食えるさ」


「なら我慢する~」


ご飯を全て鍋の中に入れる。煮てご飯の嵩を増やすためだ。

暫く煮込み、塩、味噌、焼き魚を入れる

そして、少し煮て完成だ


「「ハフ、ハフ」」

静と巴が熱いみそおじやを冷やしながら口に入れる


「「おいひ~~」」


「この魚が最高だわ」


「口の中を味が駆け巡る~~」


静も巴も幸せそうにパクついている


さて、俺も頂こうか

パクッ

「う~~、美味い!」

炭+釜で炊いたご飯の美味しいこと

さらに釣りたての新鮮な魚がプラスされたことで、最高のご飯となっている


「人生で最高のご飯かも」


「大河もそうなの?」


「こんなに美味いのは初めてだな」


「あたしも、あたしも~」


3人で美味しいご飯を食べた後


「これからどうする?」と巴が聞いてきた


「ここから出る準備をする」


「えっ?大河、ここから出ていくの?」

心配そうに巴が聞いてきた


「俺がというか、3人ともだな」


「えっ?」


「えっ?じゃないだろ。悪いけどここじゃあ暮らしていけない。人の暮らしには最低限必要なものがある。衣食住だ、ここには酷いが衣と住はある。が、食が足りない。食べるものがないんだ。それは分かるだろ?」


「・・・・・」


「静と巴の暮らしてきた場所だ、思い入れがあるのは分かる。が、ここだと待っているのは、飢え死にだ。そろそろ米の収穫時期だ。今年分の収穫がないと暮らしていくのは無理だ」


「そうよね・・・。分かってはいたのよ。でも、ここでしか生活したことがないから、他所へ行くのは怖くて」


「大丈夫、俺が居るよ。2人くらい面倒見れるさ」


「良いの?。大河」


「何かの縁だ」


「ありがとう」

初めて投稿致します

拙い所もあると思いますが、広い心でお読みいただければと思います

誤字脱字、歴史考証の不備など歓迎いたします

しかし、物語優先で時代考証は完璧にしようとは思っておりませんのでどうぞよろしくお願いいたします

また、告知なしでの変更等がありますことをご了承ください


お気に入り登録、評価などをしていただけたら幸いです

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 完結した作品につっこむのもあれですが、ご飯という単語を使用しすぎては? それぞれ米や食事としたほうがいいのではないでしょうか?
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