11話 ジャガイモの収穫
趣味がてらに書いてみました
戦国時代にネットショッピングを持っていたら、こうするだろうなと思って書きました
楽しんで頂けたら幸いです
最近、あまり面白く書けないのと、2章全体の流れを決めかねているため、更新は暫く停止しようと思います。ご期待に応えられないことは大変心苦しい所ではありますが、納得いってない物を読んで頂いても良くないと思いましたのでこういう決断になりました。
色々吟味し、ある程度納得いくものができましたら更新致します。
11月も終わりに近づく頃
大河は、ジャガイモ畑を見に来ていた
「葉が半分枯れてる。もう良いかな~」
とジャガイモの茎を1つ引っ張ってみた
「おお~。出来てる。出来てる」
1つの茎から大小12個のジャガイモが取れた
「そろそろ収穫だな」
大河は、義信にジャガイモ収穫のための人足を貸して欲しいと頼んだ
「義信様、そろそろジャガイモの収穫です」
「もうできたのか」
「はい。収穫と輸送のための人足を貸してもらえますか?」
「相分かった。蔵も台車も用意しておる」
「ありがとうございます」
2日後
総勢500人が揃ってジャガイモ畑でジャガイモを収穫していた
「こんなに取れるぞ」
「あのジャガイモがこんなにも取れるとはな」
結局全て収穫して蔵に輸送するのに5日掛かった
しかし、蔵一杯のジャガイモを見て、義信は今年の食料が足りなくなることは無いと確信した
義信と大河が信玄の下を訪れ、ジャガイモの収穫量を報告した
「ふむ。それは大義であったな。今年は確実に乗り切れよう」
「信玄様、1つお願いがございます」
「なんだ?」
「国中に1つお触れを出して欲しいのです」
「何を出せば良い?」
「人足の募集です。戦ではなく田んぼを開墾するための人足を募集して欲しいのです」
「田んぼを開墾するのか?なるほど、生活困窮者をジャガイモで養うのか」
「そうです。これだけのジャガイモがあれば2万人を半年食わせることができます。このジャガイモで冬から春に掛けて人を雇い、口減らしを抑制しつつ国力の増加を図ります」
「分かった。お触れを出そう」
こうして、国中に人足の募集が掛けられた
それを見た村人、山賊などがこぞって甲府に集まるのだった
その数、総勢12000人
戦に行くのではないとのことで女子まで集まったのだった
義信に警備用に500の兵を率いてもらい、12000人の人足と供に、竜王にある御勅使川に行った
そこで新たな用水路を作るのだ
そして、その水路の側に水田を作るのが最終的な目標となる
この用水路の工事と田んぼの開墾は来年の2月まで続けられ、水田は10000反ほど増えることになるのだった
初めて投稿致します
拙い所もあると思いますが、広い心でお読みいただければと思います
誤字脱字、歴史考証の不備など歓迎いたします
しかし、物語優先で時代考証は完璧にしようとは思っておりませんのでどうぞよろしくお願いいたします
また、告知なしでの変更等がありますことをご了承ください
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