37.報酬
ギルドに7Fを攻略したと報告に行く。
そしてギルドマスターの部屋に通される。
「7Fを攻略したそうだな。」
「はい。これがボス部屋にいたベヒモスの魔石です。」
「これはでかいな。それで7Fのマップは譲ってくれるのか。」
「ええ、お譲りしますが、もう価値はないと思いますよ。」
「なぜだ。」
「7Fへの階段は閉じられてしまいました。」
「なんとそういうことか。」
「それでも譲ってもらおう。金貨2まいでいいか。」
「はい。私にはもう必要ありませんから。」
マップを渡し、金貨2枚を受け取る。
「セフィーとアスカは、Bランクに昇進する。下で手続してくれ。それに魔石の鑑定には時間がかかるだろうから、明日来てくれ。」
「わかりました。」
俺は、1階のカウンターでギルドカードを更新してもらった。
Bランクは、銀色のカードだ。
それから、教会に向い、お祈りをした。
セフィー Lv35 素早さ45
アスカ Lv27 力32
それぞれレベルアップした。
アスカは、力の能力値が上がったことに驚き、喜んでいる。
帰りがけに祝杯を挙げた。
「俺にチュウするといいことが起こるだろ。」
「最低。」
「いやまさか本当にキスしてくれると思わなかったんだよ。」
アスカは真っ赤である。
「それにしても、あっさり攻略できたなあ。」
「新しい武器と髪留めのおかげだな。」
「でも、ドロップ品が少なかったように思う。」
「力の種がドロップしたからいいよ。」
「俺は何ももらっていない。」
「ん、体力の種をあげたぞ。」
「これは、ソニアにキスしてもらうために使うんだ。」
「バカだねぇ。」
「出発まであと4・5日あるがどうする。」
「報酬が入ったら、ダリルに戻ろう。あそこには、まだ面白いものがありそうだもの。それにサブリナとソニアにお土産も買わないと。」
「じゃあ、そうしようか。のんびりするのもたまにはいいか。」
翌日、ギルドに行くと、報酬を受け取った。
ダンジョン攻略報酬と合わせて、800万ギルだ。
俺たちは、白金貨4枚ずつ受け取った。
1回の掲示板にでかでかと「Bランクパーティ乙女の祈り、ダンジョン攻略達成。」と書かれた紙が貼ってあった。
「畜生、先を越されたか。」
行きの護衛依頼で一緒だった魔剣士と魔術師たちが、悔しがっていた。
俺たちは、ギルドを出るとその足で、乗合馬車に乗り込み、ダリルに向かった。
夕刻にダリルに着く。
そして、ナールさんに出発の日を再確認した。
出発は4日後だ。
俺たちは、今度は、大穴の外の宿をとった。
道具屋や宝石屋は、大穴の外、旧市街地に多いと聞いたからだ。
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