27.Bランク冒険者
俺たちは、とりあえずギルドに報告に行くことにした。
眠いが、アスカやソニアのことも心配だ。
ギルドに行くと、アスカとソニアがいた。
無事に帰ってきた俺たちをみると喜んでくれた。
ギルドマスターのもいて、話を聞かせてくれと部屋に案内された。
俺たちは、ギルドマスターの部屋に行くと、ことの経緯を話した。
「そんな魔物相手によく帰って来れたな。信じがたい話だ。」
アスカとソニアがダンジョンから戻ってきた後に、ギルドは、俺たちを捜索するため、高レベルの冒険者を集め、ミノタウロスキングに挑んだらしい。
しかし、魔法陣は、現れなかったそうだ。
「魔石もあります。」
俺たちは、回収した魔石を見せた。
見かけない魔石にギルドマスターは興味津々だ。
俺たちは、眠っていないことを告げ、その日は、帰らせてもらった。
魔石は、ギルドマスターに預けた。
どうせ、鑑定してもらわなければならない。
俺たちは、そのまま宿に戻り、明日ギルドで会うことにした。
ちなみに俺とサブリナは、3日間もダンジョンにいたらしい。
翌日、ギルドに向かう。
サブリナもすでに来ていた。
俺たちはギルドマスターの部屋に案内される。
「やあ、来たか。」
ギルドマスターは、笑顔で迎えてくれた。
「昨日、魔石を鑑定した。間違いなくお前たちの言っていた魔物の魔石だ。ただ、これらの魔物はA級の魔物たちだ。いくらCランクの冒険者でも2人で倒したとは、なかなか信じられん。」
「まだ疑っているんですか。」
「いや、魔石を持っていた以上信じるよ。」
「それで、君たちは、Bランクに昇進することになった。」
「Bランクですか。」
「その若さでBランクになったものはいないだろう。これがギルドカードだ。」
銀色のカードにBランクと書いてある。
Bランク以上には、ギルドが認めたものだけに与えられる。
ダンジョンは、俺たちが帰還した後もやはり転移の罠は、発動していないそうだ。
ここのダンジョンは、攻略済ということになった。
「魔石の買取額は、いくらになったんですか。」
「ダンジョン攻略報酬と合わせて1000万ギルだ。」
そう言うとギルドマスターは、白金貨を10枚出してきた。
白金貨は初めて見た。
金貨10枚で白金貨1枚らしい。
サブリナは手を出そうとしないので、俺が受け取り、5枚をサブリナに渡した。
サブリナは、約束だからと受け取ろうとしない。
結局サブリナが3枚受け取ることでお互い納得した。
そして俺たちは、ギルドマスターに挨拶するとギルドを後にした。
次に俺たちが向かったのは、教会だ。
お祈りをする。
きっとレベルアップするだろう。
セフィ- Lv28 素早さ38
サブリナ Lv28 魔力34
サブリナも魔力も限界値を超えて増えていたらしい。
それから、俺たちはいつもの軽食屋に向かった。
アスカとソニアと待ち合わせをしている。
軽食屋に着くとアスカたちはすでに来ていた。
「ギルドはどうだった。」
「Bランクになった。」
「すごーい。転移していたのが認められたのね。」
「一応そうみたい。」
それから、教会で大幅にレベルアップしたことも伝えた。
「サブリナは、転職しないのか。」
「ここまでレベルアップしたから、今さら転職はしないわ。」
サブリナは転職するのは、やめたようだ。
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