24.グレーターデーモン
現れたのは、レッサーデーモン7匹とその後ろにグレーターデーモン1匹だ。
レッサーデーモンぐらいなら、お手のものだ。
俺は、前衛のレッサーデーモンを次々に倒していく。
その間にグレーターデーモンは召喚魔法をとなえたようだ。
グレーターデーモンがもう一匹現れた。
レッサーデーモンをすべて倒したころには、グレーターデーモンは4匹になっていた。
まだ、グレーターデーモンは。召喚している。
攻撃してこない、召喚しているグレーターデーモン1匹を倒すが、6匹になる。
また、攻撃してこない、召喚しているグレーターデーモン1匹を倒すが、10匹になる。
― これはまずい。
サブリナが、エクスプローディング(爆裂)の魔法をとなえた。
4匹のグレーターデーモンにダメージを与えたが、残り6匹は、なんと魔法を掻き消した。
数が十分になったせいか、5匹のグレーターデーモンが攻撃してくる。
かぎ爪での攻撃をかわしながら、1匹の首をはねた。
ブリザードの魔法を唱えてくるものもいる。
俺は、キマイラのマントで耐えながらもダメージを受ける。
再び、サブリナが、エクスプローディング(爆裂)の魔法をとなえた。
今度は、5匹のグレーターデーモンにダメージを与えたが、残り5匹は、魔法を掻き消した。
それでもサブリナの魔法で2匹倒した。
4匹の召喚魔法が発動し、グレーターデーモンは、まだ10匹のままだ。
俺たちは、何匹もグレーターデーモンを倒したが、召喚魔法を使ってくるので、きりがない。
- サブリナのMP切れが心配だ。
- 俺のHPもブリザードの魔法で少しずつ削られている。
- 何か手を打たなければじり貧だ。
俺は、一か八かスラッシュを試みた。
マナを通した剣にさらにマナをためて放つ。
すると、剣圧が弧を描いてグレーターデーモンに炸裂した。
すべての敵にダメージを与えられたようだ。
初めてスラッシュが成功した。
サブリナもエクスプローディング(爆裂)の魔法をとなえる。
14匹まで増えていたグレーターデーモンが、8匹にまで一気に減った。
今度は、両手スラッシュだ。
サブリナもエクスプローディング(爆裂)の魔法をとなえる。
6匹倒すことができた。
1匹でも残すと厄介なので、残りの2匹もスラッシュとエクスプローディング(爆裂)で倒した。
俺たちは、へとへとになった。
一か八かのスラッシュのおかげで助かった。
俺たちは、スタミナポーションとポーションで回復するとしばらく座って休んだ。
「どうなるかと思ったわねえ。もうだめかと思った。」
「ああ。よくMPがもったな。」
「もうあとわずかだわ。ぎりぎりだったの。」
最後のグレーターデーモンの死がいが消え、魔石が残った。
またもや指輪もドロップしていた。
「麻痺無効の指輪だわ。」
サブリナは指輪を手に取ってそうつぶやいた。
「そういえば麻痺攻撃も持っていたんだったな。」
「はいあげる。」
俺たちは、魔石を拾う。
最後の魔石を拾うと、また魔法陣が浮かび上がり、またどこかへ転移した。
どこかわからないがまた、ダンジョンのなかのようだ。
俺たちのいるところは、またもや3方が壁だ。
「サブリナ、俺が見張るからしばらく眠れ。」
「こんなところで何を企んでるの。」
「少しでもMPを回復してほしいんだ。」
「わかったわ。襲わないでよ。」
しばらくすると、サブリナはスース―と寝息を立てだした。
眠れと言ったが、この状況でそう眠れるもんじゃない。
大したものだ。
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