20.休日
翌日、いよいよ8Fのボス部屋攻略だ。
俺たちは、ダメージを受けながらも、ボス部屋前まで来た。
ヒーリングポーションを飲み、作戦を確認すると中に飛び込む。
フロストジャイアント4体とファイヤージャイアントが7体現れた。
サブリナが、エクスプローディング(爆裂)の呪文を唱えだす。
俺とアスカは、ファイヤージャイアントに切りかかり、それぞれ2体、倒した。
サブリナのエクスプローディング(爆裂)が炸裂する。
すごい威力である。
フロストジャイアント4体は、燃え尽きてしまった。
ファイヤージャイアントがファイヤーアローを唱える。
サブリナにタゲが行っている。
ソニアが、身代わりに攻撃を受けた。
かなりのダメージだ。
ソニアは、自らにハイヒールをとなえる。
その間に俺とアスカは、残りのファイヤージャイアントを片付けた。
「作戦どおり行ったわね。」
「ああ。うまく行った。9Fに進むか。」
「ええ、進みましょう。ミノタウロスは、物理耐性も魔法耐性もあって、力もあるし、斧技にも優れているわ。ただ、魔法は唱えてこないわ。気をつけて挑みましょう。」
俺たちは、9F降りるとすぐに、3匹のミノタウロスと対峙した。
確かにミノタウロスは、単に力があるだけでなく、斧技も優れていた。
俺が、ミノタウロスの攻撃を受け流し、攻撃するが、もう片方の斧で、防いでくる。
サブリナもエクスプローディング(爆裂)を惜しみなく放った。
前衛3人で1匹ずつ、受け持ち、ようやくミノタウロスを倒すことができた。
この日は、これで戻ることにした。
いつもの軽食屋で反省会をする。
「今後、どうしましょう。」(ソニア)
「今日の戦いを思い返すと、ミノタウロス相手なら、うまく攻略できると思うわ。前衛3人で、1匹ずつ受け持てば、私にまで攻撃が来ないし、3匹以上現れても、前衛に来るのは3匹だけ。十分やっていけるわ。」(サブリナ)
「じゃあしばらくは、ミノタウロス狩りだな。」(アスカ)
「ボス戦はどうする。次のレベルアップを待つのか。」(セフィー)
「しばらく様子を見よう。順調なら、挑戦しましょう。」(サブリナ)
「休日は。」(ソニア)
「そろそろ必要かな。」(アスカ)
「そうね。明日は、休日にしましょうか。」(サブリナ)
「やったー。デートだ。」(ソニア)
「それなら、俺はアスカと模擬戦をやりたいなぁ。」(セフィー)
「だめー。私が先約よ。」(ソニア)
「うん、わかった。ソニアと模擬戦をやろう。」(セフィー)
明日の昼に、ソニアとギルドで待ち合わせをすることになった。
翌日、午前中は、ギルドの訓練場で、スラッシュの練習をした。
もうかなり続けているが、いっこうに成功しない。
9Fのボス戦までには、習得したいところだ。
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