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17.休日

 翌日、8Fの攻略を再開する。


 レベルアップして、皆の動きがよくなったせいか、連携がうまく取れるようになったせいか、ファイヤージャイアントの攻略は、うまく進むようになった。


 俺とアスカで数を減らして、最後には、サブリナの魔法で削ってとどめを刺す。


 サブリナに行った魔法攻撃は、ソニアが受け止める。


 そんなかたちで、ファイヤージャイアントを攻略していった。


 


 ダンジョンを出た後、いつもの軽食屋で反省会をした。


 「ずいぶんよくなっていたわね。」(サブリナ)

 

 「ああ、ファイヤージャイアントを狩り続けることはできるだろう。」(アスカ)


 「問題は、ボス部屋への挑戦をどうするかね。ボス部屋では、ファイヤージャイアントとともにフロストジャイアントも出てくるみたい。」(サブリナ)


 「じゃやっぱり、レベルアップするまでファイヤージャイアントでレベリングする?」(ソニア)


 「ああ。それがいいだろう。ジャイアント系は経験値が多いと聞くからな。」


 「じゃそうしましょう。明日からはジャイアント狩りよ。」(サブリナ)


 翌日から、ファイヤージャイアント狩りが始まった。


 


 ある日、サブリナが明日は休みにしようと提案してきた。


 確かに連日連戦で、みな疲れがたまっているかもしれない。


 俺は、早く金が貯めたいから、ひとりでもぐろうと考えていたら、サブリナからくぎを刺された。


 「セフィーのことだから、ひとりでダンジョンにもぐろうと考えているんじゃないでしょうね。ダンジョン禁止だからね。」


 「でも、することもないからなあ。」


 「じゃあ、私がデートしてあげましょうか。」


 サブリナとソニアが同時に声をかけてきた。


 「同時に同じ冗談を言うようになるほど、連携が取れるようになったな。」


 どちらか片方だけなら、冗談のように承諾もできるが、 2人のうち1人を選ぶことはできない。


 

 

 休日の日の当日、俺は、町はずれの武器屋に行ってみることにした。


 たくわえは、200万ギル以上あるが、ミスリル製はまだ買えない。


 しかし、ドワーフの国に行けば安く手に入ると言っていた。


 いくらぐらい貯めればいいか聞くためだ。


 早く新しい武器を買って、魔法攻撃に対応するため、もっと早く敵を倒したい。


 


 武器屋に着くと、店主に聞いた。


 「まだ、お金がたまってないんですが、武器を新調するときに、ドワーフの国ではいくらぐらいでできるんでしょうか。」


 「双剣の兄ちゃんだな。兄ちゃんの双剣だとミスリル合金で200万ギル、純ミスリス製で350万ギルでできるんじゃないか。」


 「そんなに安くできるんですか。」


 「じゃあミスリル合金製だともう買えるなおあ。」


 「どうせ買うなら純ミスリル製がいいだろう。あとで買い替えるとかなり高くつくぞ。」


 「ドワーフの国までは、どのくらいかかるのですか。」


 「行くなら王都だろう。王都までなら、馬車で2週間もかからんだろう。ここから街道を東に行って中継都市のカナンを経て北東に進むことになる。山を越えて北へ行けば早いかもしれんが、馬車は使えんし、魔物もでるからやめておいた方がいい。」


 「ありがとうございます。魔物の魔法攻撃に対応するため、新しい武器を買って、もっと早く敵を倒したいんです。」


 「戦闘のことなら、うちの爺さんに聞くといいぞ。爺さんは昔、冒険者をやっていたんだ。」                                          



 

 ということで、ドワーフの爺さんと話をすることになった。


 爺さんというには、若く見える。


 「魔物の魔法攻撃に対応するため、もっと早く敵を倒したいんですが、何かいい方法はありますか。」


 「剣の型やマナの使い方は知っているのか。」


 「はい。」


 「やって見せてくれ。」




 俺は、12手の型をマナを込めながらやって見せた。


 「なるほど、3手教えてやろう。そこまでできるならそう難しくはない。」


 そう言うと、双斧を持ってやって見せてくれながら解説してくれた。



 「まず1手目、マナを込めて垂直に振り下ろす。これで魔法を打ち消す。」


 「次に2手目、マナをためて外側から水平に斬り付ける。剣圧で倒すイメージじゃ。これがスラッシュじゃ。」


 「次に3手目、マナをためて両方の武器を外側から水平に斬り付ける。両手スラッシュとでも呼ぶがいい。」


 「毎日練習しろ、しばらく練習すれば使えるようになるだろう。」


 「ありがとうございます。」



 その場でやってみる。


 しかし何も起きない。


 「そんなすぐにはできないだろう。毎日、練習するんじゃ。剣圧を放つイメージじゃ。」


 「わかりました。ありがとうございました。」


 大きな課題をもらった。


 これをマスターすれば、魔法の恐怖も薄くなる。


 俺は、爺さんと店主にあいさつして、帰ることにした。


「面白かった!」


「続きが気になる!」


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