12.瀕死のメンバー
翌日、ギルドで正式にパーティ加入の手続きをした。
さっそくダンジョンに向かう。
ほとんどノーダメージで、6Fに到着した。
ガーゴイルの魔法攻撃のダメージは、ある程度覚悟して戦う必要がある。
HPの低いサブリナが攻撃を受けることは避けなければならない。
俺とアスカは、タゲをとりつつ攻撃する必要がある。
俺たちは、そのことを確認して、ダンジョンを進んだ。
6Fのガーゴイルは、魔法でダメージを受けながらの戦いだったので、それなりに苦労した。
やっと、ボス部屋の前に来た。
6Fのボスは、ガーゴイルキングだという。
身体も大きく、体力もある。
魔法攻撃もしてくるので、タンクで抑えて時間をかけるわけにはいかない。
俺は、まずガーゴイルキングから倒すことを提案した。
俺とアスカで、ガーゴイルキングに切りかかり、ソニアが取り巻きガーゴイルのタゲをとる。
少し危険だが、そんな作戦だが、みんな同意してくれた。
ボス部屋に入ると、ガーゴイルキングと取り巻きのガーゴイル6体が現れた。
俺とアスカがガーゴイルキングに切りかかる。
アスカの薙ぎ払いが決まり、倒れかかってくるところを俺が連続攻撃で斬り付ける。
すると、ガーゴイルキングは、あっけなく倒れた。
残りのガーゴイルは、魔法でダメージを受けながらも、簡単に倒せた。
「ずいぶんあっけなかったわね。なんで今まで手こずっていたのかしら。」
ソニアがヒーリングポーションを飲みながらつぶやいていた。
7Fは、トロールだ。
魔法は無効ではないが、耐性があるようだ。
また、頑強で、力も強い。
おまけにブリザードの魔法も使ってくる。
俺たちは、1度トロールと対戦してみることにした。
7Fに降りてすぐ、4体のトロールに出くわした。
俺とアスカが切りかかる。
たしかに硬いが、マナを込めた剣は、トロールに大ダメージを与えた。
そこにサブリナがファイヤーストームで、前衛を焼き払う。
前衛2体は、倒れた。
残った2体がブリザードの魔法を唱える。
ブリザードは、全員にダメージを与える魔法だ。
ダメージを受けたことを気にせず、アスカは、1体を倒した。
残り1体は、俺がクリティカルで倒した。
全員がダメージを受けてしまった。
俺たちは、ヒーリングポーションを飲みながら、6Fへ戻った。
その後、5Fでマミー狩りをして、戻ることにした。
ギルドに戻る前に昨日行った軽食屋でまた反省会をした。
「やっと6Fを攻略したわね。」(ソニア)
「魔法攻撃を避けるのが課題だ。」(アスカ)
「みんな、キマイラのマントは持っているのか。」(セフィー)
「ああ、持っている。」(アスカ)
「ある程度のダメージは、覚悟して進むしかないわ。」(サブリナ)
「明日も、この先を攻めるのか。4Fか5Fでレベリングしてからという手もある。」(セフィー)
「そうねえ。確かにトロールのブリザードは、全員にダメージをあたえるから、特にサブリナが心配だわ。一度レベリングしてレベル13のCランクになってから挑む方がいいわ。」(ソニア)
「そうしましょう。明日から5Fでレベリングします。」(サブリナ)
その後、ギルドで魔石を換金して、解散した。
翌日から、5Fでマミー狩りをした。
ある日、ダンジョンから出ると、なんだか騒がしい。
ユージンたちが、騒いでいる。
「誰か、ヒールをかけてください。メンバーが瀕死なんです。」
「面白かった!」
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