11.パーティ加入
4Fに下りる。
「いよいよ私の出番ね。」
サブリナが張り切る。
オーガ6匹が現れる。
俺は、前に出て2匹のオーガを倒した。
アスカも1匹を1撃で倒す。
後衛にいた3匹は、サブリナがファイヤーストームで一斉に焼き払った。
「コボルトの時と同じじゃない。やっぱり私の出番はないわ。」
ソニアがすねたような声で言う。
「まあ、今にいやでも出番が来るよ。」
やがて俺たちは、5Fに降り立つ。
パーティでいれば、マミーの麻痺攻撃も怖くない。
俺たちは、難なく、ボス部屋の前に来た。
「俺は、5Fのボスとは戦っていないから、ボス戦になるぞ。」
「ソニアは、ボスのタゲをとって防いで。他の3人でまず、取り巻きから倒して、全員でボスを倒すわ。」
サブリナが指示を出す。
「よし、行こう。」
ボス部屋に入ると巨大なマミーと取り巻きのマミー8体が現れた。
作戦通り、ソニアがボスのタゲをとりに行く。
俺とアスカは、左右に分かれ、マミーがサブリナに近づかないようにしながら、倒していく。
サブリナのファイヤーストームが左側4体のマミーを焼き倒す。
俺とアスカで残りを2体ずつ片付けた。
残るは、ボスだけである。
4人でタコたたきにして倒した。
「うまく連携できたわね。」
「ああ。ソニアの活躍のおかげだ。」
「えへへ。当然よ。」
ソニアの機嫌も治ったようだ。
「じゃあ、6Fも少し行ってみるか。」
「そうね。セフィーも一度ガーゴイルと戦っておくといいわ。ガーゴイルは、魔法が効かないくせに、ファイヤーボールを唱えてるわ。威力はさほどでもないけど、素早くよけても、相手を倒すまで追いかけてくるから気を付けて。」
「わかった。」
俺たちは、6Fに足を踏み入れた。
すぐにガーゴイルが、6体現れた。
俺は、すぐに飛びかかり、2体を倒した。
アスカも1体を片付ける。
後衛の3体が魔法を唱える。
一番前にいた俺に3つのファイヤーボールが近づく。
俺は、かまわず、2体を片付けた。
アスカも1体、片付けてくれた。
俺は、3発のファイヤーボールを受けたが、キマイラのマントのおかげか、たいしたダメージではなかった。
ソニアが、ヒールを唱え、すぐに治してくれた。
「今日は、ここまでにしましょう。」
サブリナが提案する。
俺たちは、うなずき、帰路に着いた。
帰り道も難なく魔物を倒し、ダンジョンを後にした。
ギルドへの帰り道、通りがかりの軽食屋で反省会をした。
「それで、どう? セフィーはパーティに入りたい?」
「ああ、連携もうまく行っているし、個人個人の能力も高い。ぜひ入れてほしい。」
「で、みんなどうする。」
そうサブリナが聞くとみんな賛成してくれた。
「て言うか、双剣の戦士かっこよすぎない。」
「うむ。かなりの使い手だと思う。」
ソニアとアスカがほめてくれた。
「なに、ニタついているのよ。女の子がほめるとこうだもんね。」
「いや。パーティには入れてうれしがっているだけだよ。」
-サブリナは鋭すぎる。
あとは、パーティ名「乙女の祈り」が気になる。
「ところで、パーティ名何とかならない?」
「ならないわ。」
サブリナは冷たく、そう答えた。
「面白かった!」
「続きが気になる!」
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