表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/47

10.サブリナの被害

 サブリナは、なんだか怒っているようだ。


 - 俺は何も悪いことしてないよな。


 「セフィー聞いてよ。アリスとレイナがまたやらかしたのよ。」


 話を聞くと、アリスとレイナが、サブリナをパーティから追い出そうとしたらしい。


 ほかの2人が反対したので、逆にアリスとレイナを追放したそうだ。


 どうやら、サブリナを追放して、ユージンとハイドを入れようとしたらしい。


 ユージンとハイドは、ごねた末に新たなギルドカードを取得したようだ。




 「俺は、忠告したぞ。」


 「そうね。でもそんなことするなんて思いもしなかったわ。」


 「俺もそれまでは、そんなことするなんて思いもしなかった。」


 「それでね。セフィー、私たちのパーティに入らない。」


 「ほかの2人の意向もあるだろう。」


 「じゃ明日、2人に会って。」


 「うん。俺もそろそろパーティに入る必要があると思っていたんだ。」




 翌日、サブリナたちとギルドの食堂で会った。


 俺たちは、それぞれ自己紹介をした。


 「戦士のセフィー、レベルは13だ。」


 「聖騎士のソニア、レベルは12よ。」


 「魔剣士のアスカ、レベル12だ。」

 

 「魔術師のサブリナ、レベルは12よ。」


 「お前はいいだろう。」


 「だめよ。これからパーティを組むんだから。」


 不遇職の戦士だと言っても誰も特に気にする様子はなかった。


 前衛3人に魔術師、構成はいいだろう。理想を言えばヒーラーが欲しいところだが。聖騎士がいるし、大丈夫だろう。




 「それじゃ、ダンジョンに行くか。」


 「え、いきなりダンジョンに行くの。」


 「もぐってみないと一緒にパーティを組むかどうか決められないだろう。俺はサブリナとも、もぐったことがない。」


 「それもそうね。みんなそれでいい。」


 「いいわ。」


 「そうしょう。」



 

 そう決まり、俺たちは、ダンジョンに向かった。


 ダンジョンへ向かいながら、ポジションを確認する。




 ソニアは、タンクで前衛の真ん中。


 アスカは、大剣持ちで右利きなので前衛の左側。


 俺が前衛の右側だ。


 サブリナは、もちろん後衛だ。




 ここで1つ提案をした。


 通常タンクは最前線に立つが、一歩引いて後衛に敵を通さないようにする作戦だ。


 その方が、俺は自由に戦える。


 お互いの力量を見るためのものだから、それでいいとみんな賛成してくれた。




 サブリナ、ソニア、アスカの3人とダンジョンに降りる。


 ダンジョンに入るとさっそく、コボルトが6匹現れた。


 俺は、前に出て2匹のコボルトを倒した。


 アスカも1匹を1撃で倒す。


 後衛にいた3匹は、サブリナがファイヤーストームで一斉に焼き払った。



 

 「セフィー、女の子の前だと思って張り切ってるね。」


 サブリナが茶化す。


 「サブリナこそ、コボルト相手にファイヤーストームはないだろう。1Fから3Fまでは、魔法なしで行こう。」


 「それじゃ私の出番がないじゃん。」


 「後半しっかり働いてもらうよ。」


 「それにしてもアスカは、すごいな。一刀両断とは。」


 「私は、力だけはあるからな。」


 「力だけじゃない。魔法を付与しなければああは行くまい。」


 「私だけ活躍の場がないよう。」


 ソニアが嘆く。


 「俺は、元タンクだから、タンクの重要性はわかっているよ。先に進めば進むほど重要になってくる。」


 「わかってるねー。セフィー。」


 ソニアもなじんできたようだ。



 

 俺たちは、ほとんど無傷で4階までたどり着いた。


 途中、アスカが、グールの返り血を浴びて毒状態になったが、ソニアがすぐにキュアの魔法で治した。

 

 俺は、その後クリーンの魔法をかけてやると、やたら喜ばれた。


「面白かった!」


「続きが気になる!」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。


よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ