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7--1.終業式

終業式の朝。

いつもより早く目を覚ましてしまい、支度もご飯もゆっくり食べたのに、いつも登校する時間よりまだ早く、仕方なしに家を出た。


夏休みが空けるまで、1ヶ月ちょっと通らない道。


学校までの道はなだらかな上り坂で、横には桜の木が並んでる。

春まで出番を待つ様に今は静かに佇む桜の木。

ゆるやかな坂道を上りきり、校門まであと数メートル、という所でさくらは足をとめて木々を眺めた。



(そういえばコウとは桜の木の下で会ったっけ)



ジッと木々をただ見つめてさくらは思い返す。



2年にあがったその日。周りではクラス替えが発表された掲示板を見てガヤガヤとうるさかった。

その日何回かめのため息をついた時、目の前をピンク色の花びらが通った。


(桜?)


どこから来たんだろう?と人ごみから外れて元を辿った。


行き着いたのは中庭で。

なかなか見応えあるどっしりした桜が一本、待ち構えていた。


すぐ傍にベンチがあったけど、何故かそこに座ると言う選択肢はなかった。


近づいて、眺めた。

それだけの事をした後、音がした。



『カタンッ』



校舎から中庭に入る時の段差の音だ。

誰か来たのかと思って振り向いた。




それがコウだった。

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