プロローグ
※プロローグはあらすじとほぼ同じ内容です。
黒百合凛々花は私の幼稚園時代からの幼馴染で親友である。
派手な名前に負けじと、彼女は幼い頃から派手好き、キラキラ大好き、三度のメシよりオシャレとイケメン。
JKになった今は立派な派手派手バチクソギャルに。
地味系モブ顔の私とは一見住む世界が違う様にみえるけれど、彼女は幼い頃から世間とズレた感性、悪巧みをしてもすぐに露見してしまう爪の甘さで、なんだか放っておけない友人である。
そんな彼女がある朝興奮気味に言いました
「ヤバ!?あたしの前世?悪役令嬢だったみたいなんだけど!?」
…は?…なんて…??
「思い出したんだってば!!あたし、あんたの貸してくれた乙女ゲー?のドリルみたいな髪のヤツだった!!イケメンに殺されたの思い出した!!ヤバッ!!コワっ!!前世とかマジスピリチュアルじゃね???」
…何を言ってるんだこいつ…?って思うよね…??
…この物語は前世が乙女ゲームの悪役令嬢だったと言い張るギャルの、前世のヒロイン&ヒーローズへの復讐計画と、それに巻き込まれる人々の記録です。
私の幼馴染は昔から変なヤツではあったけど、ちょっと本格的に頭おかしくなってしまったんだろうか…心配だなぁ…