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ティアラペット☆もんすたーズ!前編

というわけで新作短編?です。

前編後編に分かれております。是非とも最後まで読んでいただければと


「はあ……嫌だなあ……」


 パステルカラーの壁と、縫いぐるみや人形で彩られたファンシーな部屋で一人の少女がため息を付いて、携帯デバイスの着信画面を見つめていた。


 少女の名は、市原(いちはら)唯花(ゆいか)、10歳。

 長い黒髪が窓から差す陽光を反射して、キラキラと輝いている。目鼻立ちが整った可愛らしい顔だが、しかしその顔に笑みはない。


 唯花はぎゅっと目を瞑ると、恐る恐る着信を取った。


「……もしもし」

「さっさと出ろよ!」


 携帯デバイスから少女の怒鳴り声が聞こえてきた。


「ご、ごめんね璃梨華(りりか)ちゃん! えっとちょっとパパと話してて」

「は? あたしとどっちが大事だと思ってんの?」


 威圧的な少女の声が唯花の心を締め付ける。


「もちろん璃梨華ちゃんだよ!」

「だよね? じゃあなんで”ティアもん”まだやってねえの?」

「……え?」

「え? じゃねえよ! あたしと由羽(ゆうは)らでがやってる“ティアもん”、今イベント中で人がいないと負けるんだよ! 唯花もさっさとゲームはじめて手伝えよ。とりあえず……夏休み中に()()()()()()()()()()

「え、だってもう夏休みもう半分しか……」


 顔を曇らせたまま唯花が壁にかけてある子犬の写真がついたカレンダーを見た。


「なに、お前またいじめられたいの? あーあ健人(けんと)らからせっかくあたしが助けてやったのに」

「わ、わかった! クリアがんばる! でも私ゲームってあんまり……」

「ペットはAIで勝手に戦うからドジで愚図な唯花でも余裕だって。じゃあ、ゲーム内で待ってるから。絶対やれよ」


 そう言って、通話相手は切った。


「……ゲームなんてやったことないよ……」


 泣きそうになりながら唯花は、ベッド脇にあるVR機器へと手を伸ばした。

 ヘルメットのようになっているそれを被ると、唯花はベッドに仰向けで横たわった。


 VRが起動し唯花の目の前にメニュー画面が表示されたので、アプリ検索画面から言われたゲームを探す。


 あった、これだ。

 唯花は、そのゲームのタイトルをタッチした。


 【ティアラペット☆もんすたーズ!】


 そう大きくゲームタイトルとパッケージイラストが表示され、ダウンロードが開始された。どうやらアイテム課金制の無料オンラインゲームのようで唯花はお小遣いを使わずにすんで、ほっとしていた。


「へー。なんか楽しそう」


 イラストには可愛らしい小動物のマスコットキャラとふわふわもこもこなペットモンスターが描かれており、動物好きな唯花は少しだけプレイするのが楽しみになった。


 ダウンロード中の説明によると、このゲームは自分の姿をアバターにして、色んな衣装でオシャレをするというのがメインコンテンツらしい。大人がやる事は想定されていないようで、大人がやる場合はプリセットモデルから選ぶ仕様になっている。

 

 アバター用の衣装やアクセサリーは、育てたペットモンスターを戦わせて得る賞金で買うようだ。


「ペットが自動で戦ってくれるなら……安心かな? 私……ゲーム苦手だし……」


 何となく、やれそうな気がして唯花は一安心した。

 もしかしたらこれで璃梨華ちゃんと仲良くなれるかも……なんて事まで思ってしまう。


「ティアラペット☆もんすたーズへようこそキラ!」


 ゲームが始まると、唯花は白いワンピースを着ており、メルヘンチックなお城の庭の真ん中に立っていた。腰にはポーチが付いている。

 。

 目の前には、あのパッケージイラストにいたマスコットキャラが飛んでいた。


 翼の生えた猫をデフォルメしたようなそのキャラに唯花がおずおずと挨拶する。


「こ、こんにちは……」

「こんにちはキラ! それでは名前を教えて欲しいキラ!」

「えっと……【ゆいか】でいいかな?」


 唯花は自分の名前そのまま入力を終えると、【確定】をタッチした。


「ゆいか! よろしくキラ! 僕はこのティアラ王国の妖精、キルニャン……だキラ!」

「キルニャン……よろしくね」

「さっそくだけど、ゆいかに、初期衣装のタイプを選んでもらうキラ!【ハッピー】、【クール】、【セクシー】の3つから選ぶキラ!」

「た、タイプ?」

「選ぶキラ!」


 唯花の前に、三つのアバターが出現した。

 全て自分が元になっており、それぞれ違うタイプの衣装を着ていた。


 【ハッピー】は暖色を基調とした、活動的な格好。

 【クール】は反対に寒色が基調となっていて、宝石やシルバーといったアクセサリーが目立つ。

 【セクシー】はピンクや紫が基調で、肩や胸元など露出が少し多い。


「後から全部手に入るから、好きなのでいいキラ!」

「ええっと……じゃあ……せ、セクシーで!」

「セクシーキラね! キラッとキラキラ!」


 キルニャンが呪文を唱えながらくるんと回ると、唯花が先ほどのセクシータイプと同じ格好になった。


「は、恥ずかしい……」

「似合ってるキラよ! じゃあ……次はペット#$%モン&%$##スターを選ぶ#$&キラ!」

「え、待って、なんて?」


 急に言葉がおかしくなったキルニャンをよそに唯花の前に、3匹のモンスターが現れた。


 1匹は、子犬のようなモンスターで、まるでライオンのような小さなたてがみがありそれが火のように燃えている。頭上には【フレイワンlv5】と表示されている。

 

 その横には、氷の翼を持ったスズメのようなモンスターがおり【アイチュンlv5】と出ていた。


 最後の1匹はハムスターのような見た目で、まるで髭のように雷が鼻から放たれている。【サンダリアンlv5】という名前のようだ。


「みんな可愛い! どれにしようかな……」


 目をキラキラさせる唯花だったが、まるでノイズが走った画面のように周りの景色がブレる。キルニャンが聞き取れない単語の羅列をまくし立てはじめた。


「ぺぺぺぺぺぺぺペットモンスターを$&%’&%%&%&%&%&臓物&&%%&%#目玉&%&%&%&供物を&&%&%&%捧げよ&%&%&%&%」

「ひっ!」


 怖くなった唯花が、一歩下がる。なぜか辺りが暗くなってきて、どこからか砂混じりの風が吹いている。


「ガルルルルル……」

「え?」

「キシャアアアア!!」

「え、え、なんで!」


 急に牙を剥くフレイワンとサンダリアン。アイチュンは翼を羽ばたかせ、氷の(つぶて)を唯花へと放った。


「きゃあああ!!」


 その豹変するモンスター達に驚いて尻餅をついた唯花の頭上を、氷の礫が通り過ぎた。


「なんで……なんでええ!?」


 ここぞとばかりに飛びかかってくるフレイワンの目には殺意があり、サンダリアンが雷の髭を伸ばし唯花へとまるで触手のように放つ。


「た、た、()()()!」


 そう叫びながら目をつぶってしまった唯花の耳に、風を切るような音と共にキャウン、とかキャンとかいう情けない悲鳴が聞こえた。


 しばらくして、辺りが静かになった事に気付いた唯花が、恐る恐る目を開けると——

 

「え?……だ……れ……?」


 そこには筋骨隆々の竜の戦士が立っており、頭上にはこう表示されていた。


【ドラゴン・ウォーリアlv1()2()0()



☆☆☆



【悲報】致命的バグで俺氏、なぜかティアもん内の女児のペットになった件【バグ】


1:名前:ドラちゃん

建ったら書く


2:名前:名無しさん

スレタイで草

ティアもんのペットはAIだぞ

にわか乙


3:名前:名無しさん

AIがスレ立ての時代か…


4:名前:ドラちゃん

>>3

私はロボットではありません


5:名前:名無しさん

ティアもんって女児向けだろ?良い大人がやるなよ


6:名前:ドラちゃん

>>5

やってないぞ!バグだ!


7:名前:名無しさん

ドラちゃん乙


8:名前:ドラちゃん

とりあえず語らせてくれ。俺はメイルコアファンタジーガチ勢なんだが、レベルがカンストしても気にせず数少ない新規プレイヤーのフォローとか手伝いとかまあそういう事をしてたんだ

んで日課のクリドラ狩りしてたら……なぜかバグって、気付いたらティアもん?ってゲームの中にいて、少女がモンスターに襲われてたので助けたら、なんかペットにされた


9:名前:名無しさん

メルファンってまだ人いたんだ……


10:名前:名無しさん

嘘乙。ゲーム変わるバグとかないから


11:名前:ドラちゃん

>>10

ほれこれがスクショ

tps://amgur.com/qHq9


12:名前:名無しさん

ドラちゃんが本当にドラちゃんで草生える

そしてゆいかちゃんきゃわわ

ちょっと露出高めで背伸びしてるのが最&高


13:名前:名無しさん

マジやんけ

竜戦士ビルドとかガチのガチで草

いや、え、これどういうバグ?


14:名前:ドラちゃん

わからん……とりあえず、メルファンはログイン出来なくなってる。ティアもんをダウソして起動したら……やっぱりペットのままだった。ただUIはメルファンのままだし、動きやスキルも同じだた


15:名前:名無しさん

んーざっと調べても同じバグ報告はないな。

ただ、メルファンとティアもん、開発会社アークで一緒だわ

あと、ティアもんについて不穏な情報多くて笑う。なんで女児向けゲームなのに供物とか死にゲーとかトラウマとかのワードが出てくるんだよ


16:名前:名無しさん

>>15

同じ開発会社……アーク……あっ(察し)


17:名前:名無しさん

>>15

開発、クソゲー量産機のアークソじゃねえか!!

……ドラちゃん乙


18:名前:ドラちゃん

>>17

アークを悪くいうな。アークソや悪などと呼ぶ奴は俺が許さん。メルコアは少なくとも良ゲーだ、

でもこれまじでやべえバグだよな。明らかに俺のキャラ世界観から浮いてるんだが。運営にそっこーでメールしたのに全然反応ねーし


19:名前:名無しさん

せっかくだしゆいかちゃんヲチしようぜ

俺もペットなりたいでござる


20:名前:ドラちゃん

>>19

運営から反応あるまでそうするわ

でもスクショは消すぞ



☆☆☆



「え? え?」

「ドラぁ?」


 唯花は目の前に現れたその異形の戦士にどういう反応をすればいいか分からなかった。

 後ろ向きに生えた角に、長い顎から覗く牙。目の瞳孔は縦長で、何を考えているか読み取れない。

 全身が鱗で覆われており、関節や下半身、胸のみに白い金属のプレートを貼り付けた簡素化したような鎧を身に付けている。背後には、太く長い尻尾が揺れている。


 鋭い爪が並ぶその手には、分厚い刃が先端にいくにつれ緩やかにカーブしている赤い剣を装備しており、見る人が見ればそれがファルシオンという種類の剣である事は分かるだろう。

 しかし、めまぐるしく変わる状況に唯花の頭は付いていけず、ついこう言ってしまった。


「き、きみがペット……?」


 無理もなかった。

 ゲームをやらない唯花には、キルニャンがバグで()()()()()()()()()()()使用しないはずの単語を使い、本来はペットになるはずのペットモンスターがいきなり襲ってきたというこの出来事を……そういう物だと認識してしまったのだ。


 子供向けなのに怖い……でもきっとみんなもそれを体験したんだろう……、そう真剣に唯花は思ってしまったのだ。


「ドララ……ドラぁ! ドラぁ!?」


 そして、同じく状況を理解できていないその竜の戦士も混乱していた。 

 自分をペットだと勘違いする唯花にどう対応したら分からず挙動不審だ。


 竜の戦士が尻尾をブンブンと揺らす姿に、唯花はなんだか犬みたいだなと勝手に想像し涙目ながらも笑みを浮かべたのだった。


 そして——


【ドラゴン・ウォーリアがペットになったよ!】


 というメッセージが唯花の前に表示されて、唯花の視界の端に、ドラゴン・ウォーリアのHPが表示された。


「やっぱりペットモンスターだ……でも可愛くない……」

「ドラ! ドララ! ドラ? ドラ!?」

「何言ってるか分かんないけど……」


【ペットの名前を決めてね!】


 ええっと名前か……とひとしきり唯花は悩んだあと、


「ドラゴン……なんとかだから……」


【ドラゴ】と入力した。


「ドラ!? ドラぁ! ドラぁ!?」

「喜んでる……のかな? 変なモンスターだなあ。でもよろしくねドラちゃん」


 自分の名前が変わった事に驚いたドラゴが抗議するかのような表情と手振りをするが、当然唯花には伝わらない。

 しかしにっこりと笑う唯花に、ドラゴはうなだれてこくりと頷く事しか出来なかった。


 2人が、お城の庭の道を抜けると、そこはちょっとした街になっていた。

 アーチ状の門には、“はじまりの街、メイベルへようこそ!”と書かれていた。


「うわー凄い! 遊園地みたい!」


 唯花の弾んだ声の通り、そこはまるでテーマパークのようだった。とんがり屋根のカラフルでファンシーな建物が並び、空には大きなクリスタルが浮いており、キラキラと陽光を七色に反射し街を輝かせている。


 たくさんの子供がペットらしき物を従えて歩いており、楽しそうに喋ってる。


 唯花がそんな街へと一歩踏み出した。

 しかしドラゴは、なぜか門から動けずにいる


「あれ? どうしたのドラちゃん?」

「ドラ? ドラ! ドラ!」


 ドラゴは街に入ろうとするが、まるで見えない壁で阻まれたかのように先に進めなかった。


「ドラララララ!」


 痺れを切らしたドラゴがファルシオンでその見えない壁を切りつけるが、弾かれる。


「きゃっ!」


 ドラゴの突然の行動にびっくりした唯花が尻餅をついた。


「ドラぁ……」


 ドラゴが慌てて剣を仕舞って、手を合わせてぺこぺこと頭を下げる。


「び、びっくりした……。ドラちゃん、めっ! 武器振り回したら危ないでしょ!」

「ドラァ……」

「ドラちゃんは入っちゃだめみたいだからそこで大人しくする事! わかった?」

「ドラ……」

「すぐに戻るからね? 良い子で待ってるんだよ?」

「ドラ!」


 元気よく返事したドラゴに気を良くした唯花が危なかっしい足取りで街の中へと進む。

 時々、振り返ってはドラゴの姿を確認する姿は微笑ましい。

 AI? の癖にへんなモンスターだなあとか唯花はのんびり考えていた。


「璃梨華ちゃん達……どこにいるんだろ?」


 オシャレな服や、先ほどのチュートリアルで見た服を纏った子供達とその可愛らしいペットを見ながら唯花が街を歩く。


「へへーこれ、魔法の森でゲットしたワームン! レベル10だぜ! きっと15ぐらいで進化する!」

「いいなあ。でもあたしはフレイワンがいるからいいもん!」

「駄目だな、魔法の森は経験値効率悪いわ。やっぱり【まっくら洞窟】まで進んでバトバット狩りすっか」

「その服可愛い!」

「へへーパパが課金してくれたの〜」

「序盤はサンダリアン一択だろ。つうか雷属性優遇されすぎ」

「というかいつになったら、次のステージ【朽ちたお城】が開放されるんだよ。レベルキャップ開放早くしろや運営」


 子供達の会話の意味は唯花には分からなかったが、みんな楽しそうだった。

 キョロキョロと璃梨華達を探す唯花の足に、とげとげしたブーツを履いた足が伸びる。


「きゃっ!」


 転んでしまった唯花がしたたかに頭を地面にぶつけた。痛みはないはずなのに、唯花はつい、痛たたた……と呟いてしまった。


「ゲームでもお前、トロいんだね! すぐに唯花(どじか)だと分かったよ!」

「え? あ、由羽(ゆうは)ちゃん?」


 唯花に足をかけて転ばせたのは、いわゆるパンク系と言われる衣装を纏った、ピンク色のツインテールの少女だった。ケバい化粧をしているが、その表情は幼い。その背後には、彼女よりも大きな犬のようなペットが控えていた。

 

 たてがみと尻尾が燃えており、筋肉の盛り上がったその姿は、可愛いというよりも怖いという印象の方が強い。


 恐犬を連れた少女の頭上には【YUHA】と表示されていた。


 起き上がった唯花が目の前のパンク少女——由羽に向けて作り笑いを浮かべる。


「というかおそい! たかがチュートリアルに何分かけてんの!?」

「ご、ごめんね。なんか怖くて……」

「は? ペット選ぶだけの何が怖いの? ぷっ……生意気にアバターはセクシーとか選んでるじゃん! あとで璃梨華に言おっと」

「ち、ちがうの! これは」


 慌てて剥き出しになった肩や胸元を隠す唯花を由羽がせせり笑った。


「どうでもいいよ。それで、初期ペットどれ選んだの?」

「え、えっとドラちゃんは街の入口に……」

「……お前、ユウの事馬鹿にしてるの? 連れ歩きは常識じゃん。なんでしてないの? あ、ユウ達に隠したいんだ」


 そう言って、ドンと唯花を押した由羽。再び結花は尻餅をついてしまった。

 唯花を見下すように由羽が言葉を吐き捨てる。


「言っとくけど、ユウも璃梨華も健人らもみんな最高レベルの30までペット育ててるからね? あんたみたいなドジでグズな奴には一生かけても辿り着けないレベルだし、どうせ勝てないんだから大人しくアイテム集めと雑用やれよ?」

「え? 30? それって……」


 ドラちゃんより低い……と言いかけた唯花の言葉を由羽が遮った。


「言っとくけどめっちゃ時間かかったんだから。とにかく、さっさと魔法の森クリアして! そしたら()()できるから。ユウのマグドッグの強さ見せてあげる。璃梨華達にも言っておくから——逃げるなんて考えないことね!」

「ま、魔法の森頑張る!」

「ふん、……生意気。いきましょ、マグドッグ」

「バウ」


 そう言って、由羽が去っていった。


「はあ……魔法の森クリアしなくちゃ……その前に着替えたいな……」


 泣きそうになりながら唯花は、結局その後1時間かけてようやく街から最初のステージである魔法の森への入口を見付けたのだった。



☆☆☆



【俺】致命的バグで俺氏、なぜかティアもん内の女児のペットになった件 2ドラ目【ドラちゃん】


452:名前:ドラちゃん

ああああああ街に入れねえ!! なんでだよ!

ゆいかちゃんの隣をドヤ顔で歩かせろや!


453:名前:名無しさん

やっぱりバグってんな


454:名前:名無しさん

おら、さっさとゆいかちゃんスクショ貼れや


455:名前:ドラちゃん

ほれ

tps://amgur.com/dFkja1

すぐに消すからな


456:名前:名無しさん

>>455

可愛い


457:名前:ドラちゃん

くそう俺も街歩きたい!

ってああああああああああああ!! 


458:名前:名無しさん

>>457

どうした


459:名前:ドラちゃん

あのパンクメスガキぜってえ許さん!!! なます斬りにしてやるううううう


いやそれが……ゆいかちゃん……どうもいじめられてるっぽくてな

これどういうシステムなんかわからんが、主人?の行動は離れてても見えるんだわ

んで、多分リアル?の友達と街で会ったっぽいんだけど……

どう聞いてもそのパンクメスガキとその仲間にいじめられてて、雑用係をやらせる為に無理やりゆいかちゃんをこのゲームに誘ったらしい


460:名前:名無しさん

>>459

ああ、今イベント中だしな。多分イベントアイテム回収係させる気かな?

めちゃくちゃ苦痛な作業だからみんな嫌がるのよね


461:名前:ドラちゃん

どうも、魔法の森?をクリアすると対戦モード?(PVPか?)が開放されるらしいから、そこでゆいかちゃんをボコる予定らしい

もうログアウトしよかなあって思ったけど、ちょっと許せんわ

何よりセクシー衣装選んだゆいかちゃんを小馬鹿にした

そのせいで、ゆいかちゃん着替えて初期アバター姿になった……

ああいうやり方俺嫌いだわ。


462:名前:名無しさん

>>461

それは戦争案件。ここのスレ民代表して容赦なくボコれ


463:名前:ドラちゃん

>>462

任せろ。とりあえず魔法の森軽く蹴散らせてくるわ。こっちはレベルカンストガチ勢だから、周りのレベル見てもヌルゲー過ぎる


464:名前:名無しさん

今、確かティアもんは最高レベ30まで

これも結構時間かかる。

そう考えたらドラちゃんlv120ってチート過ぎるだろwww



☆☆☆



 魔法の森はその名前やこのゲームの雰囲気通りメルヘンでポップなステージだった。

 本来は暗い森なのだろうが、そこら中に生えている顔付きキノコが光の胞子をまき散らしているせいか明るい。


 ふわふわと漂う光の胞子が幻想的な光景を生み出していた。


「やあ! 魔法の森へようこそ! 奥には強いモンスターがいるから気を付けてね!」


 道の脇に生えたキノコがそう唯花に喋りかけてくる。

 横にいたドラゴは油断なく周囲を警戒していた。なぜかその姿にはやる気がみなぎっている。


 時々その横を通る子供が、ドラゴの姿を見て悲鳴を上げながら走り去っていくが、それを見た唯花は首を傾げる。


「みんななんで怖がるんだろ? ドラちゃん可愛くはないけどかっこいいのにね!」

「ドラ!」


 唯花の言葉に力強く頷くドラゴ。


「えっと、じゃあこっちかな?」

「ドラぁ!」


 こうして2人で魔法の森を進んでいく。時々飛び出してくるモンスターも、


「ドラァ!!」


 文字通り瞬殺。ドラゴのファルシオンで一刀両断されポリゴンをまき散らしながら消えていくのだった。

 微々たる経験値が入るが、既にカンストしているドラゴには無意味な物だ。


「ドラちゃん強い! これなら私でもクリアできそう! そういえばドラちゃんのHP? の横のアイコンなんだろ……いっぱい並んでるけど……まいっか」

「ラ!」


 快適かつ苦労なく進んでいく事に気を良くした唯花は、鼻歌交じりのスキップで森の中を進む。

 しかしその裏で、ドラゴが実はせわしなく動いている事に彼女は気付いていない。


 【罠探知】、【魔力視】を常に発動させ、いかなる罠も事前に見抜く。防御、魔法耐性、体力、持久力をそれぞれ上げるバフと、HP自動回復の魔法【リジェネ】を切れないように一定時間ごとに重ねがけする。


「また風! もお!」


 ときおり起こる風で唯花のワンピースの裾が広がる。それを慌てて抑える唯花。


 実は予め見えている進路上のモンスターを、ドラゴがさりげなく剣を振って発動させた遠距離攻撃スキル【真空波】で飛び出す前に処理しているのだが、それを風と唯花は勘違いしているようだ。


 今のところ背後から狙ってくるモンスターはいないが、ドラゴは尻尾の先から魔法を放つという特殊技術を身に付けているので油断せず尻尾をピコピコと動かし後方を索敵させている。


「この先は危険な魔物&&%##%$#がいるよ&%&’%’5! %%54%$654&%4腸抉り&%$$&%4血を&$&&$%4代償’&%’&%’%7気を付け%$&%てね! はいこれ」


 キノコの様子がおかしいが、チュートリアルで既に経験した唯花はそういう物だと認識しているせいで、今度は怖がらなかった。


【ポーションを手に入れたよ!】


 というメッセージで笑顔になる唯花。


「わーいアイテムだ!」

「ドラ……?」


 明らかに様子がおかしい事に気付いたドラゴだが、どう対処すればいいか迷っていた。


「はい、ドラちゃん!」

「ドラ!?」


 そんなドラゴの不審な行動を無視して唯花がバグったキノコから受け取ったポーションをすぐさまドラゴへと使用した。

 当然無傷のドラゴには意味ない行為なのだが——ドラゴは喜んだ。


「ドラ!!」

「うんうん、なんかHP?を回復するアイテムなんだって!」

「ドララ!」

「じゃ、いこっか。怖くないといいけど……」


 先に進むと、そこは広い空間になっており、中央に大きな切り株があった。


「ピーリャー!!」


 その上には、蝶を巨大化したようなモンスターがいた。名前は【アゲハスlv9】

 どうやらこれがボスのようだ。


 アゲハスがこちらへと突撃してくる。


「いけ! ドラちゃん!」

 

 唯花の言葉と共にドラゴが目にもとまらぬ速度でファルシオンを振り、【真空波】を迫るアゲハスへと放つ。


 斬撃がアゲハスに命中。真っ二つに切断し、一瞬でHPゲージを削りきった。


【ボスとの勝負に勝ったよ!】


 というメッセージが出て、


「やった! すごい! ドラちゃん偉い!」


 唯花がぴょんぴょん飛んで喜んだ。それを見たドラゴがドヤ顔で剣を納めた。


「えっと、あ、先に進んだらいいのかな?」


 広場の奥には大きな木の扉があるが、それがゴゴゴゴ……と低い音を響かせながら開いていく。


 その先へ2人が行くと、そこはちょっとしたスペースになっていた。何人かのプレイヤーが歩いており、キノコが屋台が出している。どうやら次のステージへ行く前の拠点のようだ。


 その更に奥にバスケットコートのように、地面に線が引いてあるスペースがありそこに3人の少女がいた。そのうちの1人はピンク色のツインテールで、パンク衣装を身に纏っていた。


「あ、由羽ちゃんだ……どうしよ」

「……ドラぁ……!」


 どうしようか迷っている唯花の背中が軽く押された。


「っ!……ドラちゃん……」

「ドラ」

「……ありがと。うん、行こう」


 背中を押したのはドラゴだった。何も怖がる必要はない。俺が付いている。そう言わんばかりの表情を察した唯花が大きく頷いて、由羽達へと向かう。


「でさー……ほんとドジでさ。使えないし」

「いいじゃん、ハート集めやらせれば。あれめっちゃしんどいしやりたくない」

「つーかそんな奴が魔法の森のボス倒せんの?」

「無理かもね〜。まあそれならそれでまたイジメルし」


 ケラケラと笑う少女達。それが自分の事を笑っている事に気付いて、唯花は立ち止まりそうになった。その目には涙が浮かんでいる。

 しかし、横を歩くドラゴが首を横に振った。


「分かってるよ。ドラちゃんがいれば怖くないもん」


 涙を拭った唯花が踏み出す。


「……あれ、唯花じゃない?」

「うそ、だってまだ10分ぐらいしか経ってないよ?」

「……というか横のアレ……なに?」


 気付いた3人がまずは唯花を見て、その後ドラゴに目線を集中させた。


「ドラァ!!!」


 威嚇するドラゴに驚いて、由羽達が一歩下がる。


「なななななによそいつ! 唯花! 大人連れてくるとかあんた最低!」

「ち、違うよ! ドラちゃんはペットだよ!」

「はあ? そんなペット見たことないし! どうせ課金アバター着せてるだけでしょ!」

「ああ、課金アバターか。うわ、そんなんでユウら脅そうとかダッサ!」


 勝手にドラゴを課金アバターのこけおどしだと勘違いした由羽達が勢いを取りもどす。


「親の金でそんなんダサすぎ。でもいくら課金しても見た目が変わるだけでレベルも能力も一緒なの知らないの?」

「だから……そうじゃない……」


 唯花が必死に説明しようとするが、馬鹿にしたように由羽達はそれを聞かなかった。


「まあいいや。とりあえず魔法の森はクリアできたみたいだし。じゃあ……対戦しよっか」

「え、うん……対戦? って何するの?」

「お前は黙って言うとおりやればいいんだよ!」

「ご、ごめんなさい」

「ドラぁ!!」


 由羽達の態度に腹を立てて吼えるドラゴ。


「な、なによ! 怖くないんだから!」


 とはいえ、やはり見た目は厳ついドラゴに少し怯えながら由羽がウィンドウを開く。


「はい、じゃあ今から対戦申し込みするから、【はい】をタッチしてよ」

「う、うん」


 唯花の前に【対戦申し込みを受けますか?】というメッセージが表示された。その下に対戦条件が細かく書かれており、ドラゴがそれを見るに、そこにはこう書かれていた。


・なんでも有りルール:時間無制限デスマッチ、プレイヤーへのダイレクトアタック可能。プレイヤーが戦闘不能になったら終了。

・持ちペットは最高3体まで。

・負けた際のペナルティ:【所持品全て譲渡】【所持金全て譲渡】【持ちペットはメインペット以外は全て譲渡】


「……ドラぁ……」


 ドラゴがため息を付いた。どう見ても、初心者に申し込むルールではない。これではまるで追い剥ぎだ。


「えっと、【はい】を押したらいいんだよね?」

「早くしろ!」

「う、うん」


 ドラゴはあえて止めず、唯花が【はい】を押すのを見守った。


 【対戦が開始されます】という表示が出ると、地面の線にそって透明な壁が出現。


 その壁に囲まれた対戦フィールドに、唯花とドラゴ、そして少し離れた場所に由羽が立っていた。


「いけー由羽!」

「ぶっころせー!」


 由羽の友達である2人の少女が野次を飛ばす。


「が、頑張ろ!」

「ドラ!」

「ふん、言っとくけど、ユウのペット3匹みんな強いしいっぱいお金とアイテム集めて強化したから。ボコボコにしてやる!」


 嗜虐的な笑みを浮かべた由羽が手を前へと差し出した。


「いけ、マグドッグ! アゲハス! ブリバード!」


 由羽の後から出現したのは、街で連れていた炎の恐犬【マグドッグlv30】、さきほど倒した森のボスと同じ姿の【アゲハスlv21】、そして氷で出来た翼と尾尻が美しいクジャクのような【ブリバードlv18】


「ふふん! さいきょーのふじんだからね! 璃梨華や健人にはまだ勝てないけど……他では負けなしだから!」

「強そう……すごい」

「ドララ……」

「あ、ドラちゃんも凄いからね?」

「ドラ!」

「いけ! 唯花をぶっころせ!」


 由羽の命令と共に3匹が向けってくる。


「ひっ」


 その殺気に満ちたモンスターの目線から守るように唯花の前にドラゴが立つ。


 流れるようにファルシオンを構えると、それを振り抜いた。


 真空波がアゲハスへと飛来。


「え?」


 一撃でアゲハスのHPを削り切る。



 その間に詰めてきたマグドッグをドラゴは尻尾で吹き飛ばした。

 頭上を飛来し、後ろへと回り込んだブリバードに対しては尻尾の先から火属性魔法を放つ。巨大な火球がブリバードに命中し、灰すら残さず消滅させた。


 地面を蹴ったドラゴが由羽へと突進する。


「ななななんで! くそ!……マグドッグ! 唯花を殺せ!」

「バウ!」


 吹き飛んだ先から辛うじて生きていたマグドッグが火球を唯花に向けて放つ。


「た、助けて!」


 既に由羽へと向かってしまったドラゴ。


 唯花の目の前に火が迫る。直撃すれば、間違いなく唯花は負けるだろう。

 しかし、ドラゴは余裕の笑みを浮かべていた。


 ドラゴは……元いたゲームではソロプレイを極めていた。

 元々、竜の戦士【ドラゴン・ウォーリア】は()()()()タンク職である。


 高いHPと防御力、持久力、豊富な属性無効を持つ種族特性、そして味方を守るスキルの数々。

 ドラゴはそれを更にソロプレイ用に魔改造し、ある程度攻撃や魔法も使えるようにビルドしたのだ。


 ソロプレイが多いドラゴだったが、レベルがカンストした後のもっぱらの楽しみは……初心者プレイヤーの手伝いだった。


 まだレベルも装備も整っていない初心者を悪質な初心者狩りから守り、ある程度までストーリーを進めるまでサポートする。そういうプレイに喜びを感じていたのだ。


 なので、ドラゴの好む戦い方は……殲滅ではなく——()()


「ドラ!」


 ドラゴが吼えた瞬間。その姿が消え——


「ドラちゃん!」


 ——唯花の目の前へと瞬間移動していた。肉薄する火球をその身体で受ける。

 火球はドラゴの属性無効特性で掻き消された。

 

 スキル【カバーリング】による瞬間移動。予め決めた対象へ攻撃が迫る時に発動可能で、移動速度がさほど速くない【ドラゴン・ウォーリア】にとって必須のスキルである。


「バウバウ!」


 そのまま飛びかかってくるマグドッグを一刀両断。


「うそだ……うそだ! チートだ!」


 喚く由羽にゆっくりとドラグが近付く。


「こないで……こないで!!」


 ペットがいなくなったプレイヤーに出来る事はない。

 唯花はただぎゅっと目を閉じた。


「ドラドラドラドラドラ!!——ドラぁ!!」

「ぎゃああああああ!!」


 円舞のような剣撃が由羽を襲い、とどめの尻尾打ちで壁まで吹っ飛んだ由羽が気絶。


【勝利!】


 というメッセージでようやく唯花は目を開けた。


【所持金679222ティアを手に入れたよ!】

【アイテムを35個手に入れたよ!】

【ブリバード、アゲハスを手に入れたよ!】


「え、え、待って」


 次々表示されるメッセージに戸惑う唯花。


「やば……」

「ちょっと宿題するから落ちる! じゃ!」

「ま、まって!」


 ヒュンという軽やかな音が鳴りそ由羽の友達2人が消えた。


「なんで……なんで!!」


 どうやら目を覚ましたようで由羽が地面に座り込んだまま、泣き叫んでいた。


「なによそれ! ズルよ! チートよ! 返して! お金もアイテムもペットも返してよ!!」


 自身で設定したルールが裏目に出た由羽が泣きながら、唯花へと訴える。

 自業自得なのだが、唯花はそんなことは分からず、


「由羽ちゃん……」


 ただおろおろと、どうすればいいか思い付かず助けを求める。

 横に佇むドラゴは腕を組んだまま、由羽を見下ろすだけだった。


「えっぐ……ペット取られたら……ひっぐ……もうユウはゲームできない……また璃梨華達にいじめられる……」

「えっと、どうしよ……」


 グスグスと泣き出す由羽を見て、ドラゴがため息をついた。


「……ドラっ」


 ドラゴがウィンドウを開ける真似をする。


「ウィンドウを開けろってこと?」

「ドラ」


 頷くドラゴの横で、唯花がウィンドウを開いた。ドラゴをその中にある、【渡す】という項目をタッチする振りをした。


「……うん、そうだね。私もそうしたい」

「ひぐ……ひぐ……」

「あのね、由羽ちゃん……さっき貰ったの全部返すから……泣かないで?」

「……え?……返してくれるの……?」

「うん、だからもうあんな勝負はしちゃだめだよ?」

「……うん」


 涙を拭く由羽を見て、笑顔を浮かべた唯花は何の躊躇いも無く貰ったお金とアイテムとペットを由羽へと渡した。唯花が持っていた初期のお金まで渡している事にドラゴは気付いたが、特に何も言わなかった。


「……戻ってる……良かった! 良かった!……唯花……ごめんね」

「いいよ!」


 立ち上がった由羽がぺこりと頭を下げた。意地悪だが、元々は良い子なのだろう。ドラゴは納得していない様子だったが、唯花はそれに気付かず由羽と手を繋ぐ。


「あの……璃梨華達には……」

「うん、内緒!」

「えへへ……あ、あと、服……馬鹿にしてごめん……似合ってたよ? 唯花可愛いから!」

「ほんとに?」

「うん!」

「じゃあ、着ようかな?」

「私もお揃いにする!」

「そうしよ!」


 急に仲良くなってはしゃぐ2人の少女を見て、理解できないといった顔を浮かべるドラゴだった。



☆☆☆



【ゆいか】致命的バグで俺氏、なぜかティアもん内の女児のペットになった件 3ドラ目【YUHA】


332:名前:ドラちゃん

……JSの心理がわからん!

とりあえずゆいかちゃんとその友人は仲直りした

なんかボコった俺が悪いみたいな空気なってて草ぁ!


333:名前:名無しさん

おっさんには分からねえ世界だよ


334:名前:名無しさん

つうか俺も初めてみたが、今んとこ普通によくある育成ゲーだな


335:名前:名無しさん

奇遇だな。俺もさっき始めた

JSアバター着せ替え出来るだけで楽しいな


336:名前:名無しさん

お前ら素人すぎ

少年アバター選んで男の娘作るのがプロの楽しみ方だぞ


337:名前:名無しさん

wwwwwドラちゃんいたwwww

中で見ると威圧感と場違い感がはんぱない

tps://amgur.com/JkYrh2


338:名前:名無しさん

いかついwwwwwこりゃキッズも逃げますわ


339:名前:名無しさん

ゆいかちゃんがセクシー衣装に戻ってる!

友人も美少女やんけ!


340:名前:名無しさん

神ゲーかよ。ちょっとダウソしてくるわ


341:名前:ドラちゃん

おまえらまじでロリコンなのな

しかし、どうもいじめの主犯がいるっぽくて根本的な問題は解決してないな

とりあえずストーリークリアを手伝いつつそいつをしばく


あ、ゆいかちゃん落ちるっぽいな

こうなると俺はどうなるんだろうか?


……あ、動けるな。どうなんてんだよ

んー逆に俺がログアウトしているときはどうなるんだ?

まあいいや、とりあえず今のうちにいけるとこまで行くか

そしたら安全に進めるだろうし


342:名前:名無しさん

ドラちゃんが過保護な親みたいになってて草


343:名前:名無しさん

ドラちゃん、ゲーム内で喋れないのなwww

ほんとにドラドラ言ってて草ですよ


344:名前:名無しさん

俺も見にいこっと!


後編に続く→


ハイファン新作連載開始!

かつては敵同士だった最強の魔術師とエルフの王女がざまあしつつ国を再建する話です! こちらもよろしくお願いします。

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平和になったので用済みだと処刑された最強の軍用魔術師、敗戦国のエルフ姫に英雄召喚されたので国家再建に手を貸すことに。祖国よ邪魔するのは良いがその魔術作ったの俺なので効かないし、こっちの魔力は無限だが?


良ければ読んでみてくださいね!

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ハイファン新作です! かつては敵同士だった最強の魔術師とエルフの王女が国を再建する話です! こちらもよろしくお願いします。

平和になったので用済みだと処刑された最強の軍用魔術師、敗戦国のエルフ姫に英雄召喚されたので国家再建に手を貸すことに。祖国よ邪魔するのは良いがその魔術作ったの俺なので効かないし、こっちの魔力は無限だが?



興味ある方は是非読んでみてください
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