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97 誰かまともなものを……

今ここで1つ、秘密にしていたことをだしますが、島田恭子さんの能力は変化系で猫になるものです。ただし、使い道が分からず本編ではでないと思うので特筆しておくです。

帰り際に愛が大谷に何か言っていたが触れないでおこう。

〜翌朝〜

佐藤に例の写真を渡しておいた。

「もし、交換戦闘に使うなら今年はもういらないんじゃない?」

そろそろ3月だし。

「防衛戦と来年のためだ。クラス替えはするだろうが実は生徒会は干渉できるからな」

初耳だぞ、オイ。

「それより、大谷が東雲とお前の写真を裏で盛大に売っているがいいのか?結構際どいのもあるが……」

「全部許可してあるから」

さすがにまずいものはネガごと持って帰ったけど大谷が売っているのには許可をだしている。

〜放課後〜

絶対に写真が原因だ。僕(私)と愛へのファンコール(実際はラブレター)が急増した。

「紙の無駄よね」

「ホントにね」

最近の生徒会の日常定例活動が目安箱の確認、実質ファンコールの処理という哀しい状況。

「俺、部活があるので。大会近いから」

渡辺くん、脱退。

「オレも用事が……」

「ばらすよ?」

坂本さんと渡辺くん以外は知ってるが。

「残ります。中島先輩、酷い……」

-幸代さんへ-

おっ、珍しい。

「清水くん、君宛て」

手紙を清水くんへ投げる。が、手が滑って……

「坂本先輩、見ないでください!」

坂本さんへ。

「さちよ……さん?って誰」

清水くんを見てる。

「た、たぶん、勘違いしてるんですよ」

「そう。じゃ、帰るわ。清水さん、嘘はよくないよ?弟がよくあなたのことを話してるから」

さりげなく逃げやがった……。

「坂本くんからだ……」

ちなみに同じクラスらしい。

「綾も話してたわよ」

1年の中では有名人らしい。

清水くん、もとい清水さんの顔が真っ赤になっているのを余所に

「あたしも帰る」

東城さんが逃げようとしていた。

「つかさ、待ちなさい!」

-真樹、ここは僕が……-

-何するのよ-

-まあ、簡単なこと-

「つかさ、手伝っていてほしいな〜」

「はぅ!…………(な、名前で呼ばれた。一応彼女だもんね。で、でも……)」

「トリップして逆に使えなくなったじゃない」

「そ、そうだね……」

いつも通りまともなものがなく、結果、帰ることになった。

「有希くん、これにまたお願いします」

-魔力がそろそろ尽きそうなので-

優稀さんがいつかの金属製のアクセサリーをだした。僕はユキへと変わるしかない。今のままだったら足りないから。

「ユキちゃん、大谷くんの写真はいいんですか?」

「私は大丈夫。了承済み」

魔力を注ぎながら返す。これ案外疲れるからな……。

「東雲さんはいいんですか?」

「許可した……」

「ツーショットなんてずるいですよ」

しょうがないじゃん。

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