9 交換するものは……残酷だ……
今回は第2の主人公こと中島ユキさんのせってーですっ!案外個人のせってーは細かく作ってあるですっ! フルネームは「中島ユキ」 読み方は「ナカシマユキ」 性別は女 得意科目は社会と国語 苦手科目はなし 能力は性別変化 長所は頭の回転がはやい 短所はか弱い 特徴は「妹がいればこんな外見で結構似ているが性別とか性格が変わってるから誰も気付かない、少し有希より頭が良く(苦手教科が消えたり)口数も少なくなる、頭が良くなる代わりに運動能力は少し低下するし全体的に少しちっこく(小柄に)なる、万人の第一印象は『可愛い』とのこと」
「ゆうちゃんは私のものなんだからね!」
「いいえ、私にとっての絶対的な存在です」
言っている意味が分からない。
「いこっ、有希!」
「本城さん、どこに?」
最後に見えたのは2人が闘い始めたところだった。
「うるさい!そこ静かにしなさい」
そういえば他のクラスは文化祭準備をしているんだった。先生に注意されて当然だよね。
「……有希。み、見てくるね!」
本城さんが、走って戻っていった。戻る必要があっただろうか?とにかく何も用事がないので、後を追った。
着いた頃、もう勝負はついていた。
田中優稀
体力:9800/11000
島田恭子
体力:12/9320
「とどめです」
そう言って、島田さんのに剣の先で軽く突いて、勝負がついた。
「みんな、何を交換する?」
戦闘後の学活。交換したいものをクラスで相談中。これが戦闘にて勝ったチームの得られるものだ。
「そういえば、Bクラスの残ってる奴らが文化祭の出し物考えてたわよ」
「流石、本城だ。じゃあ盗るものは…、」
「「「Bクラスの文化祭の資金の残り!」」」
クラス全員の意見が一致した。
お気の毒に……。
次の日。
今週末が文化祭なので、今週は学活ばかりだ。資金も調達できたことだから、良い出来になると思う。というわけで学活。
「衣装が届いたので着替えてくれないか。想像通り大谷が調達したけど」
早速だ。女子は渡された物(紙袋)を持ち、更衣室に行ったが、ぼくはそういう訳にはいかない。(戻るところを見られたら100%変態扱いされるから)女子が去った…後。
「さぁ、着替えるか」
と、僕が教室で着替え始めるとみんなの視線が僕に集中した。
「…こ、更衣室に行ってきます。やっぱり」
「逃がさん!」
逃げ道が塞がれた。畜生。
「な、なにを着ればいいの?当然選べるよね?」
「お前には選択権はない。大谷、あれを」
「…(コクン)分かった」
取り出したのは…、
「メイド服!?」
「喫茶店といえばこれだろう」
確かにそうだけど…。
とにかく、いたい視線の中で着替えた。
「ところでお前って、前回まで交換戦闘パソコン組だったよなぁ」
「な、なにが言いたい訳?」
「どんな能力を持ってるんだ?知りたい奴は挙手!」
男子全員が挙手した。その時、
「お待たせー!」
この声は本城さんだ。助かった。
「い、一応着て来たけど、なんなのよいったいこの衣装は!」
目をそちらへと向けてみた。
っていうかそんな事を言うくらいなら着なきゃいいのに……。