50 衝撃……
今までで最も短いタイトルです。
「私にはないよね」
「あんた私が何を言いたいか知ってるような言い草ね」
「僕にならあるんでしょ?」
変身してから言った。
「…………何でわかるのよ?」
「言いたいことは自分の口で言った方がいいよ、夜少し起きてるから。今日は泊まるんでしょ?」
「う……ん……」
真樹が妙にしおらしい。
「ところで私たちの話どれくらい聞いたの?」
勿論この口調だから変身してから聞いたのである。
「彼女は全て聞いたはず……」
いつのまにかしいちゃんがいた。話が終わったからいいけどさ。
「あなたたちには私のことについて認知発言プロテクトをかけてある……。知っている人同士でないと話せない……」
「簡単なの教えてなさいよ」
「それは可能……。でも代償は大きい」
なんでまだその喋り方?
「気にしないで……。代償については寝る時あなたたちの精神へと送る……、ようはテレパシー……」
そこまで聞いた後、居間へと戻り就寝まで遊んだり宿題をした。
みんなが寝静まり私と真樹は約束通り2人きりで話すため、廊下にでた。佐藤のいびきがうるさいが気にしない。
「有希……?」
「んっ?」
「何でユキなの?」
「女の子同士の方がいいんじゃないかな〜って」
「ばか…………」
「本当にばか……」
失礼な何で第三者に言われなければ……
「「しいちゃん!?」」
「声が大きいですよ。他の方々には安眠の魔法かけときましたから、起きることはないですけどね」
どこまで万能?
「私も阿呆ではないので話すことだけ話したら部屋へ戻りますから……」
そう言って何故か針を取り出す。
「代償というのは、1つは……」
プツッ、と音をたて指先に針を刺す。
「「えっ……?」」
それは驚かない方がおかしい。
「血が銀色となります」
まるで水銀のような液体が指先で球になっていた。
「あと、成長が抑制されます。あなたは簡単なものと言いましたが中途半端にはできません」
厳しい……。
「私と同じ方法をとる必要があります」
そう言ってどこからか本を取り出す。それを真樹が一枚めくる。
「私にも読めない部分がありました……」
しいちゃんが指す。
「前書きじゃない?これ」
真樹が言う。
「だってここだけ英語で、-この本は実力のある者しか読んではならない。実力なき者はサタンと戦いその実力を示せ。そうすれば血は銀となりて魔力を手にするだろう。尚、実力のある者はこれらを免除する。-って書いてあるもの」
「…………っ」
「しいちゃん、英語、読めなかったんだね……」
「うん……」
今回はやっと佐藤優さんの紹介をしたいと思います。フルネームは「佐藤優」 読み方は「サトウユウ」 性別は女 得意科目はなかった 苦手科目は体育だった 能力は読心・感覚神経強化・運動能力強化・身体強度上昇・本質の見極め・閉心術・無生物の操作・成長操作と多いです 長所は……あるかな? 短所は短気なところ 特徴は普段は幼児料金で出歩けるためちびっこ。実際は二十歳を過ぎていて酒豪。運動能力が平均以下で能力でごまかしている。過去に召喚獣の使用を禁止されたほど頭がよく扱いに慣れている。って感じです。