5 なんだかな……
今頃作者とーじょー!実はこれまでのはつっくりおき〜☆過去に書いたものですよ〜!どうですか?かんそーよろしくですねっ!
場所は変わって保健室。
跳び蹴りをくらったのであざがひどく変色しているので向かった。すると、先客がいた。保健室のベッドで誰かが泣いて・・・、田中さん!?とりあえず湿布を貼って(先生はいなかった)、田中さんのもとに歩み寄る。
「た、田中さん?」
すると、いきなり寄ってきて、
「…」
「なんて言ったの?」
「な、なんでもいいじゃないですか!」
なぜか顔が赤い。なぜだろう。
「そ、それよりも腕輪返してください!」
「これって田中さんのだったんだ。でも、自分じゃとれないんだよ。それくらい…」
「知ってますよ!」
そう言ってとってくれた。あれ?今度は耳まで赤いぞ?
「じゃ、じゃあ…さよなら!」
次の日。
今日はユキとしてではなく、有希として(能力を使ってない状態で)登校してみた。通学中に本城さんに会った。
「おはよっ!なに考えてるのよ、やっぱり田中さんのこと?」
ごもっともだ。
「あの子の下の名前、優稀っていって、あんたと同じなのよ」
ユキさんか・・・。
「まさか連絡網の名前見ても読めなかったの!?」
図星だ。
「ぷっ」
畜生。
「えっ、本気だせば勝てる?ムリムリあんたじゃ無理よ。喧嘩は特にね」
「なんか忘れてるような…」
「今日は、10月1日だから月一テストがあるわよ」
月一テストとは、毎月始めの登校日に行われる、1000点満点で成績には入らないけど、1教科2時間5教科、休みは1教科終わるごとに18時30分までなのを考えて、自由にとれる(食事時間込み)。出来なかった教科は0点だ。ちなみに放課後活動なし。
「げっ!勉強ほとんどしてないから、交換戦闘がつらいよ。また、神業的なことするはめになるかもしれない」
交換戦闘とは、月一テストの後でその結果に応じて、強くなるコンピュータ内のアバターを操作(操作方法はコントローラーからキーボードまで幅広くある)して戦わせ、やられたら入れ代わりというかたちで、最終的に全員いなくなったら負けというかたちだ。勝ったクラスは負けたクラスと何か交換できる。前回、教卓を盗られた。
能力値は、体力1教科×10+100、攻撃力2教科×2、防御力1教科×2、素早さ1教科+10の値となり、教科はランダムに振り分けられる。(ちなみに前回は適当にキーボード打ってたら勝ってた。)
「■☆▽●∂∽¶Å(×_×)!(テストぶっ通しの後の声にならない叫び)」
次の日。