47 王様ゲームは恥ずかしいことを要求されるが結局それをしない……
「私……」
みんなびっくり。
「次の王様は次の2番に命令しなければならない……」
そんなのあり……?
「だめ」
やっぱり……。
「じゃあ7番が5番を好きなようにする……」
誰だ……7番は……。
「私が7ばーん!5番だれだ〜?」
最悪……。
「僕です……」
「トイレどこ……?」
いつかのポーチが……。
「あっちにあったぞ」
「5人でしてて!」
えっ?
「(ズリズリ)何を……ぅぎゃあああぁぁぁぁ……」
バタン
「次……」
……………。
「変われよ」
「やだ」
「じゃあ……」
「変わります!」
「よ〜しいい子だ」
「ひぁ……っ」
「ふふふ……」
「ゃめ……ぃ………どこを……んぁ……」
「可愛い〜な〜」
「……はにゃ!……っあ……や…ちょっ………ちょっ、そこは……いや…………はん……撃…してやる………」
「……ぅは……やめなっ……あぁ……」
しばらくお待ちください。
「どうしたんですか?つかささん、ユキちゃん、二人ともぐったりして」
「つかさちゃん……もうやめて」
「ユーちんに反撃されるとは……」
「次……」
「「「王様だ〜れだ!」」」
次は7番か……。
「王様は俺だ」
佐藤か。
「2番と7番は最も秘密にしていることを言い合う、ってのでいいか?」
「なんで私ばっかり!?」
「私、2番……」
しいちゃんですか……。
部屋の隅で言い合うことにした。佐藤にはしっかり腕輪を(聴力強化の能力があるから)。
「私は……」
「言わなくてもわかります。だから聞いてください」
「いつもと喋り方違くない?」
「あなたが私に対して知っているのは東雲愛という名前だけですね?」
うなずく僕。
「私は本城真樹や田中優稀のような、いや今や万人の持つ能力系統は持っていません」
「じゃあ、何で……」
「それは………………………だから。全て自業自得です」
「えっ?」
「くれぐれもこのことは内密にお願いします。私の持つものとこれだけ話したことも。いつかはあなたに教えなければいけなかったかもしれないから……。そのイヤリングも佐藤真がつけている指輪もそれで精製しました」
まず整理しよう。このことは内緒でしいちゃんは能力ではない力を持っていると。
「何の話したのよ?」
「くだらないことだったよ。だいたい秘密だからね」
「次……」
「時間が時間だし晩御飯にしようよ。私が作るから」
東城さんはけっして変なことはしてません。ただ遊んでるだけです。誤解しないように。2人の反応が万人と異なるだけです。普通は場所によっては笑っちゃいます。