38 やってしまった……
「アキもおいでよ〜」
明奈さんをスカートの中にひっぱり入れようとする……っていつの間に!?
「別に入らなくてもいいんだけど……」
「ゆーちん楽しそうだね……」
こいつ今、計画通りって顔したぞ!
〜しばらくお待ちください〜
「はぁ……はぁ……」
もうやだ。なかなか出ないから疲れた……。
「つまり、女の子っぽいから女の子になる能力なんだね」
女の子っぽいではなく、男です。
「完全に変身した僕には2人とも会ってるよね」
「「えっ?」」
2人が驚いている間に変身した。
「つまり、ゆうちゃんはユキさんだったってこと?」
「そういうことです」
そういって戻る。
「どっちも可愛い〜」
その後、着替えてから話したりしていたが結局池垣は来なかった。
「じゃあ帰るよ」
「ゆーちん、早くない?」
そう、確かに早い。でも、理由がある。
「優稀さんと真樹のお見舞いに……」
「なら早く行ってやりなよ」
「あっ……恭子さん、明奈さんくれぐれも内密に」
「内密ってどういう意味?」
こいつ中学生か?
「キョンちゃん、秘密にしてねってことだよ」
「わかった!」
最初に優稀さんのところに……
ピンポーン
しーん
いない。(後ほどわかったことだが病院に行っていたらしい)
ところ変わって真樹のところは……
ピンポーン
「誰……?って、有希!?」
「見舞いに来たよ」
「ありがと、でももう治ったし」
「よかったね」
その後、今日あったことを話した。
「島田さんにも……」
「ダメじゃない!あの娘、口がとんでもなく軽いのよ!」
「へっ?じ、じゃあ……」
「今週中に全員の耳に届くと思うわ……」
その後軽く落ち込みながら帰路についた。
〜次の日の1限〜
「後は話すなり自由で!」
突然の席替えがあった。優稀さんとは若干離れ、真樹は僕の後ろ、隣は……
「東雲愛です……」
小声でそういった。『しののめ』は読みづらいのに『あい』は読みやすいな……。
「余計なお世話……」
読心!?まあ、いいか。真樹ので慣れてるし。
「あの……」
あ、なんて呼ぼう……。
「しいちゃん……で。東雲だから……」
「しいちゃんは……」
「あなたの能力に興味がある……感情や精神がどう変化するか教えて……」
「なんで……」
「最初から知ってた……あなたの能力……みんなにばれるのも時間の問題……」
「何話してるの?」
「いや……なんか……」
「本城真樹、あなたには関係のないこと……」
「なっ……」
「寝て……。おやすみ……」
「な……にを……」
突然真樹が寝てしまった。
なんかまた新しい奴が出てきましたがこいつはいろいろと引き起こします。