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33 兄妹(本当は姉弟)そろって……

「それはな……酸欠状態からくるからって……」

そんな話をしてると真樹の家に着いた。

ピンポーン

「いらっしゃい、あがって……」

「そのまえに大谷くん」

「……これ」

「あ、ありがとう?」

「誕生日おめでとう、真樹」

「真樹ちゃんケーキ買ってきました」

「あたしからは……」

「ありがとっ、みんな!気持ちだけでも充分だよ!」

「「「おじゃまします」」」

「……おじゃまします」

ピンポーン

ガチャ

「忘れるなんてひどいですぅ〜……お前ちょっと来いよ」

「何だ?姉ちゃ……」

バキッ

ガスッ

ゴスッ

どんどん鈍い音に変わってる……。

「ごめん!おいてった事は許して……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

…………………。

「ご、ごめん。妹連れてくるのを忘れてた………」

もうボコボコじゃん。痛そ……。

「飲み物買ってきたですっ!」

そう言って、缶を鞄から取り出す。なんか見たことあるな、この缶。

「真樹の誕生日を祝って……」

「「「「「乾杯」」」」」

「……乾杯」

そこまではよかった。みんなでケーキ食べたりゲームしたり……だけど……。

数分後……

「真樹?顔赤いぞ」

「そういうつかさも……」

「スー……スー……スー」

顔が赤くなったり、寝ていたり……寝てるのは優稀さんだけど。なにより臭う。

「……眠い」

バタッ

また1人撃沈。まさか……毒?薬?

カラン

-フルーツカクテル20-

またか……。この前のは優ちゃんが持って来てたんだ。だから佐藤が持ってたのか。

「お酒はまずいって?少しぐらい平気です!たぶん……」

「もう2人倒れてるんだけど……」

「まあ、あと10本しかないんだからさ……」

「まだそんなにあるの!?」

「ゆ、優ひゃんまたでふか?」

真樹はもう酔ってるな。

「まあ、あたし二十歳すぎてるし……」

「姉ちゃん、……(メキッ)ゴフッ……い、妹よみんなを巻き込むなよ……」

「えーっ、ダメなのぉ〜?」

「俺らは未成年だ!」

「はーい……」

てやっ、と優ちゃんが手を振ると酔いが軽くなった。どうやったんだ?

「あたしの……私の能力は便利で出来ないことはほとんどないのですっ!ここらへんの空気の原子構造を少しいじっておおよそのアルコールを分解したですっ!」

言ってる意味がさっぱりだ。

「つまり、もう飲んでも甘いだけってことだな姉ち……妹よ」

「何で甘いの?」


この話はフィクションです。未成年の人は飲酒しちゃいけませんです。

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