表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/187

32 プレゼントは内密に?……

「では1番大きいのに……」

「いや、でかいと邪魔じゃないのか?」

「真樹は大きいものが比較的好きだったぞ」

「真樹も喜ぶよ、たぶん」

「……いつにする?」

「当日あいつの家に突撃訪問しようぜ」

「事前に遊びに行く名目で行こう、片付けられるだろうし」

「でもさ……真樹の誕生日ってクリスマス近いから、一緒でいいんじゃない?」

「……別のほうが喜ぶ」

「んじゃ、当日に遊びに行く名目で!」

そうして、解散した。

次の日……。

アラームが鳴ってる……。

7:40

……遅刻する!慌てて着替えて、寝癖も直さずに有希で家を飛び出す。朝食抜きで昼は売店だ。しょうがない。

「あっ、有希おはよっ!」

「おはよう、真樹。急いでるから後でね!」

考えが読まれる前にトンズラした。

「おはよー」

昨日のメンバー(別クラスの東城さん除く)と再会した。

「真樹をまくのに苦労したよ」

「……うしろ見て」

「誰をまいたのかな〜有希くん?」

ひぃ!こえぇ。

「おはようございます、真樹ちゃん」

「優稀、おはよ〜。有希……ちょっと来て?」

「んっ?」

「いいから……来なさい!」

「なんでさ?」

「ど、う、し、て、も」

「(ズリズリ)嫌だぁぁぁ……」

廊下の隅に追いやられた。

「何か隠してない?」

なんかあったかな?

「正直に教えなさい」

「えっ?なんのこ……(ギリギリ)イタッ……ちょっと、そっちには……曲がら……」

「……苦労してる」

「だな」

〜放課後〜

「今日みんなで遊び行っていい?」

「誰が来るのよ」

「佐藤とか田中さんとか(略)」

「ゆ、有希……。みんなより先に来てくれない?」

「ごめんっ!待ち合わせしちゃってるから」

「……ならいいわよ。待ってるから、また後で!」

……………

「……これ」

待ち合わせ場所で田中さんと佐藤と待ってると大谷が自分よりでかいリラックマのぬいぐるみを持って来た。

「でかい……」

「小さくてもいいのでください……」

「よっす!ちょっと遅れちゃったぜ。じゃあ真樹んちにいこーぜ……って、でかっ!」

「……ばれちゃうから隠すものない?」

「玄関で渡せばいいんじゃないか?」

「プレゼント感ないけどしょうがねーな……佐藤?」

「なんだ?」

「頭痛は?」

「あれは脳の過負荷からだろ?だから姉ちゃんに治してもらったんだ」

「どうやって?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ