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182 およびでない闖入者


〜戦闘開始日〜


「マオ、留守番頼むよ〜」

「うむ」





学校に着き、これから始まる。

しかし、私たちは、いや、私はこれに疑問を抱くべきだった。


どちらにも損得は発生しないことに。






「優稀、あれ持ってきたか?」

「はい。ばっちりですよ」

「あれ、って?」

「あ、はい。一昨年の学校祭の召喚大会の景品です」


優稀さんの手には、私たちのと似た指輪があった。


「ほせーちが低いけど手を繋ぐ必要ねーの。まあ、基本同じだぜ」

「今日はがんばりましょう!!」










なんでこうなったんだろう。


「中島、油断したら死ぬぞ」

「何かがおかしいけどね!?」


現状、2対3。相手は2人だ。

どうしてこうなったかは数分前に遡る。





「コンピュータ組は終わったが、本城の妹はいなかったぞ」

「おかしいわね、今日は来ているはずよ」

とある男子からの報告。それで作戦は狂った。

「命さん、今の範囲は?」

「有希さんとの協力で初めから今まで学校全体だよ」


まさか不参加?でもそれなら望ましい。


「あ、お姉ちゃ〜ん」

「綾、あんたどうしたの?」

「今は敵だよ?お姉ちゃんたちは気づかなったの?あと実戦組は4人だよ?」

「綾ちゃん、……本当?」

「あの2人は強かったけど……ね」


つかさと優稀さんがやられた!?


「でも綾は能力を……」

「持ってるよ。東城先輩の真似をしたら面白いのを見つけてさ。しかもすごく優秀。なぜか魔法は使えないけど十分だったよ」

「魔法のことを……そんな大声で……」


こんなところで言ったらばれてしまうじゃないか。


「I let them sleep.Therefore it's all light.(私は彼らを眠らせた。だから大丈夫)」

「安心したわ。ちょっとヒヤッとしたもの」

「そうだね……」

(起きている)みんながホッとする。

「……それよりも誰だ?」


と、佐藤。

うん、まずはそこだよね。



「I'm Chico...,Chico Wold.Nice to meet you,Silvergoddess.I came here to kill you.(私はチコ……、チコ・ウォルド。はじめまして、よろしく、白銀の女神。私はあなたを殺しにここへ来た)」


そう言って私を指差す。


「ねぇ、あの人なんて……」


命さんは英語が分からないか……。私も最近までそうだったけど。


「簡単に言うと、彼女はチコ。そして、私を殺しに来たらしいよ」


「チコちゃん、ふざけてないで……」

「ごめんなさい」

「「「日本語喋れるのかよ!!」」」

「日本人は日本語以外には排他的らしいから頑張った」


半分正解。


「あと、魔法を使えるようにしてほしい。教師は全員、綾が能力で洗脳した。私は目的を果たせればいい」

「綾……、あんた……」

「近藤先輩、私の目を見てください」

「?」


唐突な言葉。それに応える命さん。


バタン


「え、命さん?」

「寝てもらったよ。私はどうも催眠能力があるみたいでお姉ちゃんにもおかげでばれなかったよ」

「私は霊法には自信がなかったけど、眠ってくれた。魔力があるのに使うのは酷」

「!?」

「ああ、ちなみに戦闘結果は私たちの負け。目が覚めるのは放課後。それまでにチコちゃんから逃げ延びれば先輩の勝ち」

「ただし、私はあなただけを狙う」

そうか……。命がかかってるなら

「受けましょう!」


『ちょっ、女神!?何を』

『霊力と魔力を使えるなんて危ないです。消します』






また、人が増えてしまいました……。


あまり気にしないでください。




目標として、200話ほどで修学旅行編に頑張って突入させます。


その前に閑話は挟みますが。





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