171 初対面な日常会話
どのキャラから設定を明かしていきましょうかねぇ。
現状、真樹さんは変わる予定なしですし、優稀さんも然り。有希は……どうしましょうか……。現状書けることが増える予定ですから……。
実際、男性キャラの設定は詳しく考えてないですし……。
リクエストあれば男性キャラでも優先したいと思います。
目が覚めた。
みんなが心配そうに私を見る。
「ゆーちん、起きた?」
「う、うん……」
この間、女神に身体を渡しているから私は見ているだけだが。
「有希、記憶……大丈夫?」
「真樹、ありがと。今日の間に手続きしちゃおうかな?」
「今……」
「ん、真樹、どうしたの?」
「な、なんでもないわ。治ってよかった……」
「みんな心配かけて、ごめんね。佐藤、大谷、もう入ってもいいよ」
そう、2人を迎え入れる。
「まあ、私は明日から復帰できるように頑張るから、うん」
「今すぐにした方がいいかもしれませんね」
「家族の了承とかいるけど……」
まあ、問題ないよね。
「またすぐに会えるだろうし、ほら、解散しよ」
「そうですね」
「それなら、あたしは帰るよ。ゆーちんも大丈夫そうだし」
つかさが帰った。
それから優稀さん、佐藤、大谷も帰った。
「真樹と命さんは帰らないの?」
「あのさ……、あんたさ、本当に有希でしょうね」
す、鋭い。
「どうなのよ」
「私も変だと思う」
と、命さん。
「だって有希さんの魔力は……」
「命さん、寝て!」
私(女神)は魔法で口止めをしようとする。
しかし、掻き消された。
「私に眠らせたりする魔法なんて効かないよ?だいたい私を眠らせるってことは言われたらマズイんだよね?」
「……っ。ならば……」
また別の方法で眠らせる。
「あれ?……おかしいな……眠く……」
『びっくりしましたか?』
なんか女神が話しかけてきた。
『びっくりするでしょ、魔法効かないはずなのに』
『彼女には神法を用いました。まあ、神力を使う魔法みたいなものです』
「な、なんで効いてるのよ!!」
真樹は必死に魔法で起こそうとする(揺すってたりしても起きないから)が掻き消される。
「む……、ユウキの魂とは少しばかり異なるぞ……。いや、どうだ?ユウキの魂だな……。むぅ……」
マオが反応する。
「あんた本当に何者よ。有希じゃないわよね」
「そんなことないじゃん。ねえ、佳奈、愛」
「佳奈わからない……」
「怪しい……。佳奈、有希の魔法を使えなくできる?」
「うん、できるよ。お姉ちゃんでも私なら使えなくできるよ。でもいいの?愛お姉ちゃん」
「その後に四肢を吹き飛ばす。これはマオに頼む」
何だか痛そうなんだけど……。
「ここは病院ですよ?ケガ人を増やす場所ではありません!」
・・・。
………あれ?
『女神、口調』
『しくじりましたね』
「明らかに有希じゃないわね」
「口調がおかしい」
「お姉ちゃんを返せ!!」
「むぅ……、魂はユウキだが……」
多種多様な反応でさっきのことを実行しようとする。……佳奈は既にしちゃったけど。
「障壁の準備はできたよ。流血沙汰でも問題なし」
「アイ、準備がいいな」
「さて、私は何をしようかしら」
『どうするの?』
『霊法で対処します』
『れいほう?』
『霊力を使った魔法みたいなものです。見てみれば分かります』
「結界陣、封術壱ノ型『破魔陣』」
と女神が言うと幾何学模様の陣が出てきて病室を埋めた。
『何したの?』
『すぐに分かりますよ』
『これって私でも使える?』
『今度、練習しましょうか?恐らく命も使えるでしょうし』
『一緒に、だね』