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129 強制連行……

〜つかさの家〜

「寝る前に一つ聞きたいけどさ、つかさはなんで能力についてあんなに詳しいの?」

一般常識を遥かに上回る知識量だ。

「あたしのおとーさん大学で能力学の研究してるから教えてもらったし手伝いもしたんだ。ちなみに教授だったかな〜?」

「へぇ〜。いいお父さんだね」

・・・。

「はぁ?どこがだ?あんな糞親父。確かにあれだけど最近なんかすっかりエロ親父になりやがって……」

・・・。

「つ、つかさ、もう寝るね……」

「まだまだ今日は終わらないよ〜」

「腕輪つけてるからさすがに干渉できないでしょ。諦められない?」

いくら強制的に発動させられるからといっても腕輪さえつけてれば……

「ゆーちん、あたしが対策をしないとでも?」

つかさの手に何かが握られてる。

トンカチだ。

すぐに腕輪に硬化魔法をかける。

「魔法で硬くすると思ったから……」

バキィ

・・・。えっ?

「魔法は打ち消されるようにしておいたからね♪はい、変わって♪」

結局、私は無抵抗なままだった。

「で、何がしたいの、つかさ」

眠い。

「魔法教えてくれない?あたしイマイチ使えなくて……」

「で、具体的には?」

眠い。

「攻撃魔法」

「それなら教えない。危ない」

眠い。

「だって、ゆーちんにしたいけどやり過ぎると重傷になっちゃうから加減の仕方を……」

なんて?私に?

「っていうかバトルしよーよ」

「はあ……。それくらいならいいよ。ただし相手を殺さないこと。生きてれば回復魔法使えるけど死んじゃったら終わりだからね」

「でも外でやったら目立つよね?」

「そこは大丈夫。愛と同じ方法使うから」

亜空間を作る魔法を使う。

「この中で」

……………。

というわけで何故かやることになった。

「何か賭けない?」

「じゃあアタシはゆーちんが欲しい物を1つだけあげる」

「じゃあ私は……自分を賭ける」

負けたらただでは済まないけど。

「じゃあがんばろ!」

「もういいよ。来ても」

「わかった〜。…………いくぜ」

つかさの目の色が変わった。

「ゆーちん、氷って痛いんだぜ?」

大量の氷柱を飛ばしてきた。

「あたしったら最強ね!」

・・・。

とりあえず防御するために障壁を……

バリーン

ほぇ?

「さっきのトンカチと同じだぜ、ゆーちん。ちゃんと考えよーぜ」

ズドッ

「くぅ……」

私の脇腹に突き刺さる。

痛い。

「まだまだいくぜ!」

やれやれ、つかさは傷付けたくなかったんだけど。

「つかさ、絶対零度って知ってるよね?」

「ゆーちん、これはそうや……って……」

「加熱には限界ないよ……」

所詮氷。溶ければどうってことない。

「飛ばすならまずは金属でしょ?」

針を千本飛ばす。地獄のなんとかってやつ。

「重力200倍」

全部針が落とされた。

「ゆーちん、あたしは無属性との組み合わせが一番得意なんだ。特に重力は」

確かに光すら曲げられる最強の防御だ。


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