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117 外野は黙れ……

PCで見てる人はご存知かと思いますがここ一年の連載でアクセス数がすでにユニーク一万越えてます。あえて濁らせておきますが。それに比例しない感想量に泣きそうです。

キャラについてですが薄々気付いてはいましたが男性陣のキャラ紹介が今の今までゼロです。というか男性キャラが佐藤以外存在感が消えてます。今後、頑張ります。

ちなみに次の学期には、あと30話程かかってしまうかもしれません。ご了承願います。

〜生徒会室〜

そこにはつかさだけがいた。

「ゆーちん遅い」

ごめんなさい。

「で、何の話?」

「いや、さっきのお詫びに春休みにつかさの家に泊まりに行こうかな〜、って思ったけど家に2人を残すのも悪いし、まずこの会話を他の奴らが聞くと厄介だから……」

つかさもいつだかまた来て欲しいと言ってたから。でもな……

「たまにはいいんじゃない?ゆーちんがいなくたって東雲さんと……従姉妹だっけ?は許してくれるよ」

「じゃあ、許してもらえたら連絡するよ」

その後、生徒会の定例活動の目安箱チェックをしてる間にみんなが来た。

いつも通りちゃんとしたものが入ってなく仕分けが大変だ。

「ねぇ、最近有希への手紙が減ってない?」

「そうですね。ユキちゃん何かしたんですか?」

特に何もしてないけど……。

「佐藤から呼ばれた時じゃない?」

……………えっ?

「……何で真樹は知ってるの?」

「あんたさっきのこともう忘れたの?」

……………あの時か。

「真樹、これ以上言ったら……」

「はいはい。分かったわよ」

互いに読心し合ったのをすっかり忘れてた。でも待てよ、私も真樹の弱みを知ってる。お互い様だ。

「そういえば真樹は、いつか優稀さんを襲いたい、って思ってるよね?」

「ま、真樹ちゃん、ど、どういう意味ですか?」

優稀さんが若干ひいている。

「正確には……その……羨ましいな、って……」

「真樹は小さいもんね」

「なっ……うるさいわね!」

「真樹よりはあるもん」

私は胸を張って言った。

「あんただって小さいじゃない」

「そうしたらつかさも敵にまわるよ?私とあまり変わらないもん」

「でもあたしはゆーちんよりちょっと大きいよ。ほ、ほんのちょっと……」

「じゃあすぐに追い越されるかもしれないじゃない」

「真樹には言われたくはねーよ」

「真樹が言ってもねぇ……」

「何の話ですか?」

「「「黙ってて!」」」

「………はぅ」

優稀さん沈黙。あなたは関係ない。私たちの問題だ。

ガラッ

生徒会室の扉が開く。

「やっぱりいたか………、中島。ちょっと来い!」

「取り込み中だから後にして」

「何の話だ?」

「「「男には関係ない!」」」

「す、すまん」

佐藤も沈黙。

「まあ、結果として、真樹は一番小さい、だな」

「ちょっと何よ、それ!………確かにそうだけど……有希には言われたくないわよ」

「元々ゆーちんは男だしな」

「いや、そうじゃないのよ……。ただ……」

「取り込み中で悪いがもう時間が時間だから帰ったらどうだ」

佐藤の提案で帰ることになった。こういうやや気まずいときはありがたい。

「ああ、中島はちょっと来い。できれば東雲もだ」

「構わない……」

佐藤に連れて行かれた先は玄関から近い人の少ない場所、そう体育館裏。何回目だろ。

何故呼ばれたかは分かっている。

「どうやって俺を動けなくした?」

-有希、魔法使ったの?-

-……うん-

-佐藤になら言っても大丈夫かな?-

-う〜ん、どうだろ?-

「じゃ、愛に説明してもらおうかな」

「え?……」

「どうしてそうなる」

「そこはつっこむな……」

動けなくした理由聞いてからの返答としては愛に話をふるのはおかしいからね、普通。

「有希のお願いならしょうがない……」

愛が渋々口を開いてくれた。

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