112 「ツインテール」は実は俗語じゃなくて、正しくは「ツーテール」らしい
思いましたが、自由な意見をかんそーではなくレビューに書いてくださればよろしいかと……。本来そのような場所ですから。
というか何十話ぶりに……
かんそーまってま〜す。
ってな感じで……。
はい………すいません……
愛が無事に目覚めたけど……
ぴょ〜ん
とそんな擬音が似合いそうな感じで飛び付いて来た!
「ありがと〜!有希がいなかったら起きれなかったかも〜。あと佳奈ちゃんに綾ちゃん、東城さんと近藤さんもありがと!いや〜おかげで助かったよ〜」
「し、しいちゃんよね?」
愛は果たしてこんなしゃべる娘だっただろうか?あまりのことでみんな目が点になっている。
「意識はあったんだよ?ず〜っとね。でも体が動かなくてさ〜。なんだろうね、エネルギー切れ、って感じかな?やっぱ疲れるよね〜。そういえば…………」
「待った!こっちからも言わせて」
僕が愛の話を中断する。
「えっ、何?」
「どうしたの?」
真樹と近藤さんが言う。
愛は大きく息を吸って一呼吸で答えた。
「ああ、どうせ喋り方でしょ?ちょっと昔の話だけど……、私、昔ね、言葉に説得力がないとか言われたから持たせるように魔法かけたんだけど……、しくじって直せなくなっちゃって。それ以来話す度に魔力の消費。だからその消費を抑えるのに魔法をかけて、さらに持続するように口数減らして魔法の回復早めるために魔法で無茶して。そしたら体力消耗が激しくなる副作用がでちゃって、それを抑えるために体力増加魔法をして、さらにそれらの保持のために消費抑えてたの」
重ねがけをしすぎ……。
「でも全部消費したら全部治ちゃった♪ありがと〜みんな〜」
ちなみに後で聞いた話だが、このことについて読心しようとすると、数多に重ねがけされた魔法効果によって、偶然発見された化学反応的な感じに予期せぬ効果が出てしまい、読心者の精神が最悪の場合、崩壊するらしい。
道理で真樹があんなことになったわけだ。
「じゃ、あたしそろそろ帰るよ」
「私も帰ります」
こうして愛は(別の意味でも)もとに戻り、みんな解散。
〜翌日〜
「……ぇ…………ねぇ、有希。起きてよ〜」
日曜なんだからゆっくり寝かせてくれ。
「もうお昼で2人ともお腹ペコペコなんだって〜」
嘘!?
慌てて時計を確認すると確かに12時を過ぎていた。
「ていうか、佳奈は作れるでしょ」
「そうだけど、お兄ちゃんが作った方のがおいしいもん……」
……………。
現在、作ってます。愛にもいい加減、料理を覚えて欲しいので晩御飯の時は作らせよう。
〜さらに翌日〜
今日も学校だ……。愛は大事をとって休ませる。召喚戦闘は継続の場合は前回残ったメンバーが全員いないとダメなので愛はLOSTだったけど念をいれて延期にした。
〜教室〜
「あれ、有希。しいちゃんはどうしたの?」
「今日は休ませることにしとく」
「静かなお姉ちゃん休むんだ〜」
綾ちゃんが何でいるかはよく分からないが何で上の学年教室に来れるんだ?そんな優しい奴ばかりではないはずだ。
「話変えるけど、スキーは終わったし残りは何があるかな?」
学校行事は除いて。
「そうね………、やっぱり修学旅行じゃないかしら」
「でも音沙汰ないよね」
「当たり前じゃない。夏に行くんだから」
「受験は?」
「有希、ここ私立よ。エスカレーター式に高校よ、高校」
そんなの初耳だぞ、おい。
「あんた知らなかったんだ……」