11 長い1日が始まった……
今回は田中さんをだそうとしましたがネタ切れとかいやなのでまぁなしで……ちなみにクラスの佐藤くんは『真』で『マコト』と読みます。田中さんの相手だった小林くんは『猛』で『タケル』です。日本語は難しいですね〜読み方分からない奴はかんそーに書いても構いません。
〜二日目〜
昨日の夜に田中さんからメールがきたので、ユキで学校へ行った。途中で本城さんに会ったのでしっかり事情は説明した。
「ユキ、ヘマだけはしちゃだめよ」
「分かってる。ちゃんと腕輪も付けてるし。自分でしか外せない特別製」
教室に着いた。
「あっ、本当に来てくれた」
相羽め。馴れ馴れしいんだよ。
「ユ、ユキです。昨晩、田中さんから連絡がありまして……来ちゃいました!」
とりあえずこうでも言っておこう。
「お前、自分のクラスはどうした?」
佐藤、変につっこまないでくれ。
「この子、ずっと前からいたわよ」
本城さんも余計なこと言わないで…ばれるから……。
「池垣…。調べろ。そして大谷、ユキとやらのを覗くのやめろ」
「やっ、やめて……」
「……(ブンブン)見てない」
見ながら否定してる。こうなったら…、
「大谷くん。やめてくださいね」
必殺!上目遣い!
「っ……(コクン)」
本当にやめた……。効果は抜群だ。
池垣が手を握ってきた。ばれる!
「腕輪外すぞ」
しかし、外れない。特注だし。
「………………!」
力を込めている。しかし、外れない。呪われた装備のように。
「……おかしい」
「分かったか?」
「変化系だってことだけなら」
少し考えれば分かると思う。
「そういえば中島は?」
やばい。連絡いれてない。
「あいつなら休むって。昨日休みがなくて疲れたらしいわ」
ナイスフォロー本城さん。
「使えねえ奴め。じゃあ、そいつの埋め合わせを頼む。えっと…、名字はなんだ?」
「な、中島です」
「あいつの親戚だもんな」
本人です。
「あ、あの…何をすればよろしいのでしょうか」
「そうだな……埋め合わせだからこれを着て、典型的な接客をしてくれ」
そう言ってメイド服を渡してきた。
「ど、どこで着替えればよろしいでしょうか?」
「ここ」
衝撃的な台詞で顔が真っ赤になっていく。乙女になにをさせるつもりだ。
「というのは冗談で普通は更衣室で着替えるだろう?」
「そ、そうですね」
冗談でよかった。
…………………。着替え終わった。鏡で見てみると案外似合っている。教室に戻るともう客がいた。
「遅いぞ」
「す、すみませ…い、いら……お帰りなさいませ!」
「慌てすぎだ」
「ごめんなさい……」
ただいま昼頃。メニューを昼用に変えてから休みにはいった。
「あの、二人一組の召喚大会に出場したいのですが…」
今日はこれから召喚大会が開かれる。勝つと豪華賞品が贈られるそうだ。
「で誰と行く気だ?」
「その時空いてる田中さんと…」
「わ、私ですか?」
田中さんがいれば絶対負けないだろう。
「私は少し用事があるのでちょっと……」