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104 グーにはパー、パーにはチョキ、チョキにはグー……

ジュッ

そんな音がして火球が消えた。あっさりしすぎて腰を抜かしそうになった。

「ゆーちゃん、何したのさ!?」

もう1回使ってみよう。

すると、どこからか水がほとばしり、しかも自由に操れると。火には水か……。

「ならば火力あーっぷ!」

通常サイズのがいくつかとんでくる。しかし、威力は高いと見える。早めに消そう。

ジュッ

………蒸発しちゃいました。

「なら、たたき落とすわよ」

真樹のが衝撃波を飛ばす。この人はかなり馬鹿みたいだ。火は小さければ風で消えるけど強ければ……

ボワッ

大きくなるのが自然の理だよね。

「なっ……。キャアッ!!」

真樹のにいくつも火力の上がった火球が着弾していく。

本城真樹

体力:8654/1951200

全弾クリーンヒットしたみたいだ。向こうが無傷でこっちがこれじゃあかなりヤバイ。

「先にやっておきたい」

すぐに大量の分身を伴った明奈さんのが襲い掛かる。真樹は呆然としていてまたも全部くらってしまった。

本城真樹

体力:42/1951200

「大丈夫!?」

「これが大丈夫に見えるかしら?」

「もうちょっとで本城さん倒せるよ、アキ!」

「ゆーちゃんが何もしなければ倒せるよ」

僕に

「何もするなよ」という感じの視線が向けられる。でも真樹がやられたら僕は弱体化しちゃうから自分のためにも守り通さなければいけない。

「キョンちゃん、僕らに負けてくれると嬉しいな」

「え……、それは無理」

当然、この答えが返ってくると思ってたよ……。こうなったら最後の手段だ。

-真樹、真樹の召喚獣のもう1つの能力に賭けてみよう-

-まあ、それが打倒ね。もしかしたら回復とかもあるかもしれないわよね-

-まあ、それはないだろうけど……-

真樹がもう1つの腕輪を発動させた。

「キョンちゃん、もう勝てない」

「あともう少しで本城さん倒せるんだから大丈夫だって」

何やら言い合っているようだが……

「有希、あれ!」

真樹が嬉しそうに体力表示を指差している。どれどれ……………………っ!

本城真樹

体力:1951200/1951200

快復してた。

「真樹、これで無敵じゃん!」

「そうでもないわよ」

「「「何で?」」」

明奈さんとやっと真樹の体力に気がついたキョンちゃんまで同時に聞くほどの疑問だ。

「1回の召喚につき1回しか使えないもの……」

だよね。何回も使えたらそれこそチートですよね……。

「でも手を繋がせていれば同時に回復は可能よ。ただし、私の回復分だけだけど」

つまり、真樹がもし100回復したら僕の体力がどんなに低くても100しか回復しないわけだ。

「でさ、真樹」

「何よ」

「負けはしないけど勝ち方が分からないんだけど……」


アクセス数と感想の数が反比例してる……。比例状態にしたいです……。

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