最近のテンプレって追放とか婚約破棄に変わってるよね
小説家になろうにおけるテンプレ、前からあるのは転生やお嬢様が婚約破棄されるものである。だが最近増えたのはパーティから追い出されるもの。
構図的には婚約破棄と変わらないがパーティなので複数の人間から仲間はずれにされる、主人公が男ということになる。女性向けが婚約破棄ならパーティ追放は男性向けであると見れる。
そこから逆転して婚約破棄した男、もしくは元仲間を見返したり仕返しをするという流れだ。
転生は一回死ぬけどこちらは死んでいない。その代わり信じていた人に裏切られたという絶望や劣等感がある。
恐い恐い恐い、暗いって。まず前提が暗い話だ。そんなものが最近は流行ってるかと思うと驚きだ。裏切らて復讐の話というべきか。
小説は現実の写身というが最近の作家や読者達は裏切られた経験でもあるのだろうか。もしくは最初から通常のコミュニティに馴染めず仲間はずれにされているとか。
追放された主人公は以前とは別の仲間を形成して上手くやっていくのが復讐以外の要素だ。既存のコミュニティでは失敗したが別のコミュニティに入ってみればあら驚き、上手く行くという具合だ。人には相性がある。それはコミュニティにおいても同様だった。
そういうものも作家や読者が求める要素の一つだろう。
なんにせよ流行は今変わりつつある。一度死ぬことから始まる物語から信じていた者に裏切られ復讐、別の仲間を作ることが前提の話に変わっていった。転生が天下を取った時期は長い、追放ものが一発屋のようにブームが去る可能性もあるが。
今から新しく物語を作るならタイトルや出だしをそれっぽくしたら流行に乗れるかもしれない