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序章~中学校編~

一日の終業を告げるホームルームが終わった後、教室の机で、本日の課題を始めた。この行動は他のクラスメートも何人か同じようにやっている。分からない所があると、お互いに聞けるので、自宅でやるより遥かに楽だった。


暫くすると、外がざわついていて、思わず窓の外に目をやる。


校門の外に俯きながら立っている、ざわめきの存在…。


『み、ミレイ!?』

俺は、課題を鞄に詰め込み、走りだしていた。


「何でここにいるの?」

「え、あの…一緒に帰ろうかと思って…。」

「一緒に帰るって、まるっきり逆方向だし…。」

そう、位置関係にして、俺中学→俺自宅→ミレイ中学→ミレイ自宅になる。しかも、中学間の距離は歩いて一時間近くかかる。


そんな事を言うと『えへへ、走ってきた』と軽く舌を出して笑っていた。その仕草も、俺の心を射抜くには充分だった。


周囲の好奇の眼差しを浴びながら、二人は帰路につく。そして、間もなく俺自宅の前に…。


「ここが司クンのお家?初めて来たネ。」

興味津々の眼差しをみせている。俺は心の中で、『言うなよ!言うなよ!』とひたすら、呪文を唱えていた。しかし、ミレイはその上の攻撃を浴びせてくる。

「ねぇ?入っていい?司クンの部屋見てみたい。あ、ここで勉強教えてもらえばいいんじゃない?うん、うん、そうだよ!」

『あの、お嬢さん…。いつ決定事項になったのですか?俺の意見はないのですか?』と思うだけで、声に出せない俺。今思うと、いつも主導権はミレイが握ってたと思う。


しぶしぶ玄関の鍵を開ける俺。その瞬間肝心な事に気付く

「ごめん、10分だけ待ってて?』それだけ告げて、慌てて部屋へと駆け込む。そして、急いで片付けを始めた。

「へぇ、これが司クンの部屋かぁ。」

『んんん??なぜあなたはそこにいる?』声の主へ振り向く。

「え?何で入って来てるの?」

「別に気にしなくていいから。変なのないんでしょ?」

と言いながら、部屋のあちこちを探索し始める彼女…。正直生きた心地がしない。


「ここ、誰か女の子入ったことあるの?」

「い、いや、無いから」

「じゃあ、私が最初たネ。彼女に悪いことしたかな?」

「え?い、いないよ、彼女なんか…。」

「そうなの?じゃあ、好きな人はいるの?」

「いない、いない。そういうミレイはどうなの?」

このやり取りの間、焦りと動揺が半端じゃなかった。正直苦しい…。


「え?私?いないよー、彼氏。でも、好きな人はいるかな。」

『グサッ!!』何かが刺さった感じがし、酷くショック受けた瞬間だった。『もしかして俺かも?』と期待していただけに、余計ショックが大きかった。


「そう…。あ、勉強始めよう?」そう話すのが、限界だった。


暫く勉強し、いくらか気持ちが落ち着きを取り戻した頃、また追い討ちをかけられることになる。

「気にならないの?私の好きな人誰か?」

勿論、気になる。聞きたいようで、聞きたくないようで…。


「もう!鈍感!!私、帰る!!!」


走って出ていく彼女…。立ち尽くす相変わらずヘタレな俺…。

でも、その時ばかりは少し、いや、かなりの神の力が後押ししたと思う。無意識に彼女を追い掛けてた。


「ご、ごめん。待って?」

「………。」彼女、無言。

「待ってよ!ミレイ!。」

「…………。」まだ、無言。

やっと追い付き、彼女のてを掴んで…


「『……きだ。』」何かを叫んでた。


立ち止まり、振り向く彼女…。うっすら涙が見える…。



紅い夕日を背に重なる二人がいた……。




ミ「読んでくださったみなさーん、ありがとう」

里「ちょっと、何1人で始めてるのよ」

ミ「ちょっと、あんた。何でいるのよ?出番無かったでしょ?」

里「いいじゃない。私も混ぜてよ」

ミ「本編読んでる?今回私しか出てないのよ」

里「前からさ気になってるけど、もう1人のヒロインって誰?」

ミ「知らないわよ。さくしゃに聞いて?」

里「もう1人いるってことわさ、まだ出てくるの?」

ミ「わ、私が言えるわけないじゃない」

里「じゃあ、中学生編、高校生編は分かるけど、海外編ってなに?」

ミ「海外なんじゃないの?私には分からないわよ?」

里「海外に行ったら私も出れるかな」

ミ「そんなに出たいの?貧乳なのに?」

里「悪かったわね!どっちも出たいわよ」

ミ、里「おしまい。また見てネ。」

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