俺の人生
あれは、寒い2月のことだった。
俺は、何が起こったかわからなかった。
なぜなら、目の前に、そんざいすることがおかしいものがあるのだから。
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「俺の名前は良也、巻立良太だ。お前の名前は?」
今日は念願の入学式。もちろん、小学校でもなく、中学校でもない。そう、高校の入学式だ。
俺はこの日が待ちきれなくて仕方なかった。なぜって?それはな、俺は黒歴史を隠し持っているからだ。
あれは、中学入学した直後。俺はある人に一目ぼれをしてしまった。頭でも狂ったのか、俺は入学一週間で女子に告白をしてしまったんだ。当然、ふられたさ。
まぁ、ここまでは良いんだが、この子はどうやって俺を振ったと思う?
俺が「好きです。」といったらあの子は「ごめんなさい。あなたはクラスメイトとしか思えない。」と言ってきたんだぜ。「友達」ではなく「クラスメイト」だってよ。
だが俺のメンタルはこの程度で崩れるようなものではなかった。問題はこの後の出来事なのだ。
俺は、何事もなくSNSのグループでクラスの人と話してた。その時、突然俺を振った女子が現れて、
「良也ってさ、入学直後に私に告白してきたんだよね(笑)」
と送ってきた。そしたら、クラスの奴らが、
「マジかwww」、「それはちょっと早すぎるだろ」、「もっと人の気持ちを考えろ(#^ω^)」
などと言ってくる。俺は怖くなってその日はスマホを触ることをやめた。
次の日、俺はあることに気づいてしまった。SNSにクラスのグループがない。
「誰かが除外したんだな。」
誰もがそう思うであろう。
それ以来、クラスからは小さないじめにあい、SNSをやることもできなくなり、ニート症候群になっていた。
それでも、ちゃんと勉強はしていたんだぜ。
そうして迎えられた高校の入学式。今回はあのような失態を起こさないぞ。
と言っても、俺はあの件以来、女子嫌いになっていた。だから、今回のようなことはないだろう。
ここから、俺の楽しい学校生活がまた始まる!