序章 登場人物紹介
ラケル(16歳)
本作の主人公。
頭に巻いたバンダナがトレードマーク。
ぶっきらぼうで口調も悪いが、仲間を大切に思いやる性格である。
最もその性格が災いして、今の彼の記憶欠落を引き起こしているのだが……
戦闘スタイルは短剣を扱い、俊敏さで敵を翻弄するスピードタイプ。
ヨシフ(16歳)
ラケルやクァントの親友であり、ラケルの暴走をいつも止めてくれる存在である。
微笑みを絶やすことなく穏やかな性格であるが、彼の逆鱗に触れてしまうと最も手が付けられなくなってしまう。
戦闘スタイルは全身の凄まじい膂力を使った大剣術。なお相手いわく力押しではなくトリッキーな戦い方をするらしい。その実力は3人の中でも最も強い。
クァント(14歳)
無表情、無感情。
4年前に失踪したミレイの弟であり、ミレイのことはかなり好いていた様子。
滅多にない彼の泣き顔がミレイと重なったことでラケルは記憶を取り戻し、外界に行くことを決意させた。
戦闘スタイルはシンプルな長剣を好み、年の差、体格の差をを鋭い観察眼で埋めている。
ミレイ(生きていれば17歳)
失踪した調査員の中でラケルが唯一名前を憶えていた人物。
彼女が外界調査に行った後から生還者がいなくなり、村人たちからは忌み嫌われている。