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異星人さんいらっしゃい  作者: ピスタチオ
22/26

ハルくんはどうしたって? 嫌だなぁ、ハルくんの物語は前回で終わったでしょ?

雲ひとつ無い晴天に一つの黒点が浮かび上がる。それらは増えていきやがてぜんぶで7つになった。


「なにあれ?」

「いつものスペースシップじゃね?」

「にしては、多く無いか? 7機なんて見たことねぇぞ」

「いや、アレは7つ集めると願いが叶うという伝説の……」

「もう7つ集まってるんですがそれは」

「これもうわかんねぇな」


異民族異星人交流特区:川越に住む住人たちは揃って異変を唱えるのだった。


「お、おい!」

「こっちに向かってきてるよな!これ!」

「墜落か?」

「成層圏の奴らは何をやってるんだ! この地球(ほし)を守るのがあいつらの仕事だろうが!」

「ザルだしなぁアソコ、この前は美味いカップラーメンの時間計るのが仕事とか言ってたし」

「なんだそれ!?」

「2分40秒くらいがジャスティスなんだと」

「せやな」

「せやろか」


事の重大さ、異質さに慌てふためく群衆。混乱しているのは川越だけでは無い。全世界でこの異変は確認されており。世界は混乱の直前であった。

その時、遥か上空から声が聞こえた。あのスペースシップの搭乗員であろう声が。


「わ、我は魔王サタン……この惑星を侵略しに来た」

「侵略だと……」


群衆が騒ついていると、突然上空に一筋の光が現れる。それは、人であった。


「魔王だかなんだか知らないけど、良くないなぁそういうのは」

「何者だお前は!」

「通りすがりの魔法少女だよ、別に覚えなくていい」

「ま、魔法少女……だと……」


魔法少女と名乗った、長く伸ばした黒髪を後ろで束ねた、所謂ポニーテールに体操服姿のその少女の胸には、『6-2 晴山 遥』と書かれていた。


それは奇しくも前作の主人公、晴山晴雄と同じ性を持つ、不思議な少女であった。

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