裏ボス? マジかよさっきエ○クサー使っちゃったよ
「えー、じゃあこの問題を……晴山くん。やってみてください」
「わかりません」
「わかりませんは禁止です。ホラもっと考えてホラホラホラ」
「わかりません」
「わかりませんは禁止って先生言ったよね! 先生言ったよ!」
「わかりません」
「次わかりませんって言ったら君の綺麗な顔をお好み焼きに変えるからね」
「存じません」
「そうきたかー。でもねそれも禁止」
「存じ上げません」
「丁寧に言ってもダメですよ」
「わかんねぇって言ってんだろハゲ!」
「ああ、晴山くん、そんなフィギュアで最高記録点取った選手のような綺麗な顔してるのに不良なんだね」
「何故人は生きるのかなんて命題、俺にわかるわけねぇよ……」
そう、目の前のハゲは化学の授業なのにいきなり哲学的な問題を俺に吹っかけてきたのだ。残りの毛根も死滅してしまえば良いのに。
「えー、じゃあ晴山くんが問題に答えられなかったので実験に戻りますよ」
「是非そうしてください」
「因みに彼が答えられなかったので君たちの次の定期テストはマイナス30点からスタートですよ」
「おいコラ」
「いやー残念ですね」
俺は今決意した。あのほぼ不毛地帯を焼け野原に変えて見せると。ちょうど俺の手には実験で使うアルコールランプがある。
「先生」
「ん? 何かな?」
「不毛地帯って聞いて何を思い浮かべます?」
「パイパン」
「下ネタですか」
「何言ってるのですか? 麻雀牌のアレですよアレ」
「先生の頭は無毛痴態ですね?」
俺は容赦なく火のついたアルコールランプを目の前のハゲに叩きつける。
「アッツ! アッツ! アッツゥイ!」
「焼き畑農業ですよ、次は豊作だといいっすね」
「ああああああああ!!! なけなしの毛がァァァァ!」
目の前の炎上ハゲは一頻り暴れた後窓ガラスを破って何処かへ消えた。悪は滅びたのだ。
「私、パイパンですよ?」
「皇さんも燃えますか?」
「むしろ萌えてください」
不毛教師(バ○モス)を倒したと思ったら変態(○ーマ)が出てきた事に俺は一頻り頭を抱えた後○ラモスの後を追った。
久しぶりに飛んだ青い空は、何処までも澄みきった良い空だった。




