【もし『統一球』と言う名の『不良品』が無かったら】
(少しプロ野球の話を……)
シーズンも終盤を迎えますと
出て来る話題の1つに
『進退』
と言うモノがありまして
もしかすると
今年で見納めになってしまうのかな?
の記事を目にする機会が増える時期でもあります。
その中で
信用する基準の1つとなっていますのが
球団の親会社が報道機関であり、
その報道媒体から発信された時
でありまして
どうやら
中日ドラゴンズの
和田一浩選手と
小笠原道大選手が
今季限りを持ちまして
現役を退かれることになるそうにございます。
今年のプレーぶりを見ていますと
(……別に辞めなくても良いのにな?)
彼らよりも先にユニフォームを脱がなければならない
若手の野手。
居るのにな?
と思うのでありますが
チーム編成の事情。
本人の意志などありましての
親会社の媒体により
『引退』
の情報が発信されております。
和田・小笠原両選手について
私が真っ先に思い浮かぶこと。
それはどのようなことなのか?
と申しますと
(……もし統一球
と言う名の
不良品が
プロ野球の公式戦で使われることが無かったら……)
であります。
導入されましたのが
2011年。
その前年、MVPを獲得されました和田選手の2011年は
打率を1割以上落とし、
同じく前年オフに5000万円アップの4億3000万円で
巨人と2年契約を結びました小笠原選手の2011年は
打率を6分。ホームランに至りましては29本減
と言う苦しいシーズンを過ごすことになってしまいました。
これが衰えであったのか?
と言いますとそうではなく
和田選手は
(もしかしますと足の使いかたの変更の影響の方が
大きかったのかもしれません)
2012年には2割8分まで打率を戻し、
小笠原選手にしましても
ドラゴンズに移籍し、
代打中心ではありましたが
3割の打率を残されていることを思いますと
もしあの時、
統一球
と言うモノが無かったのなら
(そうなりますと
小笠原選手のドラゴンズ移籍も無かったのかもしれませんが……)
そのボールを導入に踏み切りました
当時のコミッショナーのかたの
最後の会見の中で
『日本の統一球を世界の統一球にしたかった』
と言う話をされていた
と記憶しているのでありますが
そのボールを世界に広めるための活動を
そもそもされていたのか?
もし仮に
されていたとしましても
質が良くなければ買って頂くことは出来ませんので……。
当初の目的の1つでありましたのは
たしか
WBCで
ボールの違いに
日本の選手が困らないように
であったと思われるのでありますが
実際は
全く異なるモノが提供される運びになった……。
あの『統一球』は何をしたかったのか?
導入されて4年経ちました現在も
わからぬまま
今日も『統一球』
と言う名の
ガラパゴスボール。
通称『ガラボー』が
グラウンドの中を駆け巡っております。
もちろん。
ボールに罪はありませんが……。
あとボール以外となりますと
何年前でしたか?
和田選手が練習中
足を引きずりながら歩いているシーンが
テレビで放送されていましたのは……。
その状態でも
試合にはきちんと出場されていましたこと。
ここ3年ぐらいですか……。
もしかするとポジションをつかみ取るのでは?
の選手が
痛めている箇所を自己申告し、
出場選手登録を抹消される。
と言う出来事が
ドラゴンズの選手にも見られるようになりましたのは……。
勿体ないな……
と思いながら
公示されました情報を眺めております。