反攻作戦2
俺は今、津軽海峡、上空にいる。
CHー47JAことチヌークに乗っている。
そしてその周りには5機のチヌークが飛んでいる。
戦車と装甲車は載せられないので、青函トンネルから青森県に入る。
今までは青函トンネルは封鎖され、今回の作戦で2ヶ月ぶりに開けられた。
トンネル内にはゾンビが大量にいたが戦車や装甲車の機銃で蜂の巣にしながら制圧していった。機甲科の指揮官は白井達也2等陸尉だ。彼は優秀な指揮官なので安心だろう。
『目標地点まであと5分!!』
そういってきたのはパイロットだ。
『『『『了解!』』』』
50人弱から返事がかえってくる。
チヌークには55名が搭乗できる輸送機だ。
『全員、装備の確認をしておけ‼』
一度全員に装備の確認をさせる。
『目標地点に到達!』
チヌークが着陸したのを確認する。
『ようし!全員降りろ!!降りろ!!』
6機のチヌークから隊員たちが駆け足で降りてくる。
『ようし!!周囲に散開し警戒しろ!!』
『了解!!』
『機甲科はどうなっている!?まだ到着していないのか!?』
と通信科の隊員に聞く。
『今、青函トンネルを出るとこだそうです!!』
『なぜだ!?なにがあった!?』
『青函トンネルにゾンビの数が多く、大規模な戦闘があった模様です!!』
『それで損害は?』
『損害はぜろだそうです』
『よし!これから機甲科が来るまでこのポイントを死守せねばならない!!まだやつらは来ていない、今のうちに守りを固めるんだ!!』
『了解!!』
『こちら航空科のヘリコプター隊、物資を持ってきた』
『了解』
やってきたのはチヌークが3機で土嚢や柵を積んでいた。
『ようし!さっさと降ろせー!!』
施設科に防御網をつくらせる。
指示を出していると無線が入った。
『こちらブラックホーク1』
『こちら司令部、どうした?』
パイロットの声は明らかにパニックになっていた。
『そちらにものすごい数のゾンビが向かっている、あと20分ぐらいで到達するぞ!』
『なんだと!?了解した!そちらは上から援護してくれ!』
『了解』
まずいな....
だが絶対に勝たねばならない。
無線で全隊員に告げる
『これから感染者の大群がこちらに向かってきていると報告があった。総員、戦闘準備!!!』
『『『『了解』』』』
そして山本は銃を手にし、戦車の上に陣取った。