衝撃
ゾンビ
未知のウィルスによって突然変異した元人間。
体の壊死の速度が著しく早いので、早く動くことができない。なのでゆっくり歩くことしかできない。
動きが遅いが一体なら近接武器で対処できるが複数が相手だと囲まれてしまう。
さらに噛まれるなど傷口など粘膜で接触すると感染する。
痛覚や視覚などの機能は失われているが、嗅覚、聴覚などはかなり発達している。
目が覚めるとなぜかパンツ一丁で寝ていた。
そして俺をはさむようにして村田と結花が寝ていた。
••••なんでいるのこいつら?しかも俺昨日服脱いだっけ!?なっなんで!?なんでなんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!などと頭の中で叫んでると、村田と結花が起きだしてきた。
『ふあぁぁぁぁぁ、おはようごさいますぅ』
『おはよーお兄ちゃん♪』
『ああ、おはよう...じゃねぇよ!!なんでお前ら一緒に寝てるんだよ!!しかもなんで俺、パンいちぃぃぃ!?』
『『朝からうるさい』』
『あっはいっ、すいません』
『それはねー』と結花が説明を始まる。
なんか俺が昨日、風呂に入らずに寝たから、村田と結花が俺を脱がして濡れタオルで体を拭いた、ということだった。
•••でもちょっとまて、まさかパンツの中は拭かれてないよな?
恐る恐る結花に聞いてみると、
『•••お兄ちゃんの変態』
『•••なにかんがえてんですか』
•••二人からドン引きされた。言わなきゃよかった。
くそっ!いいもんなどど思いながら外へ出てみたら外は地獄絵図だった。
昨日作ったフェンスの向こう側には生存者たちとゾンビが戦っていた。
生存者の数は20人ほどだが、そのうち8〜9が女や子どもだった。しかもゾンビの数は40体以上でその数は増えつつあった。しかも、
武器はバットなどとお粗末なものだった。生存者たちはしだいにゾンビに囲まれていった。
『おっおいそこの助けてくれ!頼む!!』とリーダーらしき男が助けを求めて来た。だか俺は動くことができなかった。
『うわああああああ!!まだ死にたくない!!』
『助けてー!!』
生存者たちの悲鳴や断末魔が辺りにこだましていた。
次々にゾンビが生存者たちに食らいついていって、ゾンビの食糧にされていった。
最後の生存者は結花ぐらいの女の子で俺を見ながらゾンビたちに喰われていった。
俺はその場に立ち尽くしてしまった。何もできなかった。
俺は事務所へ戻り手榴弾を持ってきた。
安全ピンを抜き、奴らの密集地へ投げ込む。
爆発音が、辺りに響き渡り、ゾンビを粉々に吹き飛ばす。
•••••ざまあみろ、くそったれが
爆発音を聞き、村田と結花がやってきた。
『なにがあったんですか!?』
『いやゾンビの集団がいたから手榴弾を投げ込んだだけだ』
『そうなんですか』
『店内へ戻ろう、疲れた...』
『わかりました』
店内に戻り、ベットに入った。
そして嫌なことを忘れるように布団をかぶって寝た。