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入学式の朝と言う名の真プロローグ

前話投稿から一ヶ月以上、いきなりこれでは先が思いやられると思われていることでしょう。

申し訳ありません。

しかし今後もっと延びる事もあるでしょう。

むしろ半年以上も投稿されない事だってきっとあるでしょう。

ですが、この小説は完結となるまでは絶対に投稿され続けます。

なので、これからもこの小説を読んでくださる方々にはどうか気長に待っていて頂きたいとお願いいたします。

早速だが、先程より少し時間は遡る。


この小説の主な舞台となるはずの学校は、とある高級住宅街の外れにある。

珠川高校と銘打たれた立派な校門に、広大に確保された土地を使った数々の施設、そしてもちろん、安全性機能性高級感全てが揃った校舎。正に非の打ち所がない超名門高校だ。

実際、ここには上流階級出身と名乗れるだけの教育を受けて来た秀才か、多くの実績を積み重ねてきた天才ばかりが今登校してきている。

今日は春休みが終わり、新入生にとって初めての登校日。つまりは入学式だ。


そして今、二人の男子生徒が重厚な造りの校門をくぐり、桜の乱れ咲く校内へと足を踏み入れた。彼らの名前は勿論、東山平八郎と洋野正義である。二人とも新品の制服に身を包み、片や前を見据えて只足を動かし、片や周囲の景色に見惚れ緑と薄桃色の道を無言で校舎へ向かって歩を進める事十数分、漸く校舎が見えてきた。


「ばか長ぇって……」

「ここまで長いと怒るどころか逆に安心するな」

「俺はむしろ呆れてるって」


事前にされていたクラス発表に従い、二人とも同じ教室へと辿り着く。席順は黒板に張り出されており、二人は互いに前後の席に座る。


「……どうかしたか?」

「いやさ、お前が前で俺が後ろってのももうだいぶ慣れたなって」

「中学の時からいつもこの並びだったからな」

「だよなぁ、っておい、何処行くんだって平八郎?」

「鷹狩りだ」

「ってトイレかよ、もうすぐ時間だって事だから早く帰って来いよー」


そのまま東山は教室を出てトイレに行く


「うぷ」

「っと」


事はなかった。

東山は何やら妙に背の小さい少女にぶつかり、思わず仰け反る。


この時こそが彼と彼女の出会いであり、真の意味でこの物語の幕開けでもある。


「すまん」

「ん……」

「ひななん大丈夫ー?」


一言謝罪し、東山が一歩下がって顔を下げた瞬間、彼の脳はそのまだ決して長くは無い人生の中でも最も効率的にパニックを起こしていた。


そこにいたのは美少女。

別段今まで見て来た女性の中でズバ抜けて彼女が美しい訳では無い。思い出せば一人か二人位は彼女と同じレベルの美少女は居た。

しかし、それでも彼は彼女を愛しく感じた。

理由なんて聞かれても、そんなものは無い。

ただどうしようもなく彼女に惹かれて、彼女を愛さずにはいられなかった。

それは言うならば、運命であった。


幾つもの言葉が脳裏を巡る。

好きです。

綺麗だ。

それでもなお堪えきれない想いが次々に湧き上がり、暫し黙っていた彼が一言。


「好きだ綺麗ですね」

「……え?」

「ちちちちょっとー!?」

「っておい!」


その言葉に、三者三様に反応を示し声をあげる。その反応を確認して東山は跪き彼女を仰ぎながら再び口を開く。


「すまん、間違えた。──月が綺麗ですね。」


そして誰も喋らなくなった。


と誰もが思ったその時だ。


「貴方の為なら死んでもいい」


まさかの即答である。


「え、え、え、」

「ば、は、って、マジ?」


彼女の後ろに居た少々派手な見た目の少女(こちらも美人である)も、洋野も、既に教室に集まり席をほぼ埋め尽くしていた生徒達も全員が何が起こっているのか全く理解していなかった。

当人達を除いては。


「え、ちょまって!?あ、ふ、二人とも知り合いなの?これってもしかしてドッキリとかそんなの?」

「そういえば自己紹介がまだだったな。俺は東山平八郎だ。これからよろしく頼む」

「……西川雛。不束者ですが……」

「って順番がおかしいだろ」


第二話にして余りの展開に登場人物達すら着いて行けなくなって来たところで、担任の教師が到着し、生徒に着席を促した。

と言うことでまだプロローグは続きます。

色々ゴリ押し設定ですが、それでも続きます。

正直短過ぎると感じる方もいるでしょうが、もう一ヶ月経ってるのに二話目からこれじゃいけないと思い、ここでぶった切って投稿しました。

もうちょっと自然な終わり方もできたかもしれませんが、今はこれが限界です。

前作から余り成長していないのだと痛感しました。

これからも精進します。

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