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それは、それとて  作者: 明日


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85/129

星が輝くバール








おっシャレの、俊足ローが襲う

「速いっ」


流れる動き…距離を詰め

私の左太腿、着弾する躱せない

なら…引いては駄目だ、足をすくわれる


重心を左足に乗せ、迎え撃つ

ローが当たる、インパクトの瞬間

力を入れる

「ガキンっ」


こらえた…

だが重心は前に、左にズラされた

追撃の左ハイ、私の右顔面を襲う


「アシッュ」

「チッ」舌打ちをして右腕でガード


「バキン」片足が浮いた状態のおっシャレ

私は左ボディを狙う

「シュッ」寸前、バックステップ

距離を取られた。

ファイティングポーズで

小刻みにステップを踏む、おっシャレ

左足と右腕がピリっと痺れた


「速いな、スピード重視か」

「威力もある、突き刺す打撃だ」


おっシャレの重視が……沈んだ…

……「来るっ」


右ハイ、さっきと同じくガード

受けれる!…下から顔を狙う蹴り

……瞬間、

…蹴りの軌道が変化した「なっ」

ガードの上から足が、すり抜けて

「ベキッ」

私は、吹き飛んだ……、

「アッパッパー」

嬉しそうに雄叫びを上げる


…クソ、縦蹴り、上手いな

私は立ち上がり、構える

「ペっ」口に溜まった血を吐いた

ジワリと痛む頬…

まるでキックボクサーだな、…なら!


高速で向かって来る、おっシャレ

またハイキックだ…


私は、腰を落とし、残った片足に

タックル、おっシャレを倒し

馬乗りになる、マウントをとった

「アパァァァ」

悔しがるおっシャレ


右拳での、鉄槌、鉄槌、振り降ろす、鉄槌!

目を潰した

「ァァァアパァァァ」

のた打ち回るおっシャレ


「お前は強かった武人に敬意を払う」


さっき拾った、光るバールで

叩く「アパ」叩く、叩く「ァ」

身体を仰け反り、おもいっきり振り被る

「……武人よ、また、会おう」


……星屑の鉄塊を振り下ろした…

「グシャ」


顔が潰れた、ピンクのおじさん

火を着け、燃やした…

煙と共に消え去るのを、見届けて

「さぁ〜帰ろう、今日は星が綺麗だ」


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