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それは、それとて  作者: 明日


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人は忙しい







あれから、酔い潰れた二人をそれぞれ送り、

最後にマッキーを送る車内でのことだった。


「マッキーはさ、二人と仲いいの?」

マッキーは少し考えてから、うん……と小さく頷いた。

「仕事の時は、よく話してましたよ」

「でも、あんまり遊んだりは……してませんけど」


――じゃあ、知らないな。

二人のことも、あの三人の関係性も。

同じ職場にいるなら、お互いに納得しているのだろう。


……だが、花は一生消えない。

マッキーがふいに聞いてきた。

「緑さん、敦さんはどうなります?」


男に咲いた場合は、狂う。

私は少し考えてから答えた。

「うーん、夢の中で一生、探し続けるんじゃない?」

「何を探すんです?」


私は笑った。

「それは、私にも分からないよ。

 人ってさ、弱くなる時があるでしょ?

 病気をしたり、落ち込んだり……

 そういう時に、魅せられるんじゃないかな」


マッキーは小さくため息をついた。

「一生見つからない、探しものですか。

 敦さんには……ちょうどいいですね」



今日の日記

……子還し。

花の物の怪。

懺悔と後悔と命を種に芽吹く。

女性にとって何を見るかは、本人にしか分からない。

祓えない。


男に芽吹くと、

何かを探す夢を見せる。

弱った時に錯覚を与え、

長く進行し、狂わせる。

強い人間など、いないのだから。

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