表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
それは、それとて  作者: 明日


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/129

弱さと君と王




私は、ただ待っている。感覚を閉ざし、

耳だけに集中する……


私は、特殊な力など持っていない。

だが、戦いは避けられない。


偽物鵺との戦いで、自分の弱さ、

鬼の強さを知った……

このままでは、駄目だ……

もう少しだけでいい。自分を守る強さを。

体の力を抜く。耳だけに集中……



「いしや〜きいも〜、おいも〜」


目を見開き「来た!」

小銭入れを確認し、足に力を入れ、

事務所のドアを開けた。

「マッキー、行ってくる〜」


慌ただしく走る私に、

マッキーは言葉を返す。

「私は、二つ食べられます大っきいやつ〜」


ここ三日間の戦い。

詩が聞こえて、ゆっくり向かっても間に合わない。


二日惨敗だ……

負けられない戦いが、ここにはある。

「焼き芋、四つ下さい。大きいやつ!」


焼き芋王

「あいよ〜、速かったね、兄ちゃん」

間に合った……

ホクホクの甘い焼き芋を

二人で頬張る。

「うま、うま……」

「ジリリ、ジリリ〜」


皿に焼き芋を戻すマッキー。

「はい、緑屋です

 緑さ〜ん、お電話で〜す」


ちょうど食べ終わった私は、

「はい、お電話代わりました」


女性

「れいらと言います。上手く説明できないですが、

 おかしな事が一ヶ月以上、続いてまして……」


上手く説明できない……

まぁ、よくある事だな。


普通に生きていれば、関わらずに済む

「物」に触れてしまうと……

「こちらから、向かいましょうか?」



今回の依頼は、三上れいらさん、27歳。

一ヶ月後に結婚式を控える美人さんだ。


教えられた住所に向かうと、

豪華な扉の前だった……

豪邸だ。


私は三上の名を思い出した。

この街に一つだけある大きな港。

海の仕事を一斉に引き受ける。


代々、家業として受け継がれ、

100年以上の歴史を持つセレブ。

その血は、今も尚、輝き続ける。

………三上一族……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ