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ニセモノとパンと二連休
長かった依頼も、
無事に終えることができた。
仁さんから丁寧に礼を言われ、
私達はその足でパン屋に寄り、
例によって爆買いした。
そのまま、
マッキーを立派なマンションまで送り届ける。
「お疲れさまでした〜」
「マッキーも今日はありがとう。
いてくれて、助かったよ」
「二連休にしよう」
「やった〜、ありがとうございます!」
満面の笑みで、彼女は帰って行った。
事務所に戻り、
私は一人、今日の日記を書く。
――いにしえの物の怪、鵺。
姿は曖昧だが、確かに実在した。
……偽物が。
そして何より、
鬼とギャルが最強だという事実を知った。
おい、男共。女性の尻に敷かれても、
嘆くでないぞ。
女性は、強く、美しい。
……山の主というのは、
少しアレだから。私は自分で、
**「森の王」**と呼ぶことにした。




